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KIA、エースが完封 主砲が決勝弾。今季最短1時間59分の完璧ゲーム<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
決勝弾のチェ・ヒョンウと完封のヤン・ヒョンジョン(写真:KIAタイガース)

4日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

クァンジュKIAチャンピオンズフィールドで行われたKIAタイガース対NCダイノスは1-0でKIAが勝利。16時59分に試合が始まり18時58分に試合が終わる、試合時間1時間59分の今季最短ゲームでした。

KIAの先発ヤン・ヒョンジョン投手は抜群のコントロールを見せ、9回99球を投げ、被安打2、7つの三振を奪って通算3度目の完封で今季12勝目を挙げました。

両チーム唯一の得点は4回裏にKIAの4番チェ・ヒョンウ選手が放った14号ソロホームラン。カウント3-0からNCの先発クリスチャン・フリードリック投手が投じたストレートを右中間に運びました。

チェ・ヒョンウ選手はこの一発が史上13人目の通算300号となっています。

一方、一発を喫したフリードリック投手ですが、失点はこの1点のみで被安打3。8回を一人で投げ切り好投しました。7月10日の入団以来、3試合に先発し3連勝でしたが、この日は味方の援護がなく初黒星となっています。NCは3連敗で6位に後退です。

◆「各球場、水まきイベントが盛ん」

8月に入り、各球場のスタンドではウォーターガンで応援席に大量の水を放出するイベントが行われています。近年の韓国の球場では夏の恒例行事です。

◇8月4日(日)の結果

・LG 1- 2 サムスン(チャムシル)

 勝:ユン ソンファン

 敗:ケリー

・キウム 3- 5 KT(コチョク)

 勝:キム ミンス

 敗:イ スンホ

・ハンファ 8- 2 SK(テジョン)

 勝:サーポルト

 敗:サンチェス

・KIA 1- 0 NC(クァンジュ)

 勝:ヤン ヒョンジョン

 敗:フリードリック

・ロッテ 9- 4 トゥサン(プサン)

 勝:チャン シファン

 敗:イ ヨンハ

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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