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SK助っ投入れ替え 韓国を熟知したドミニカ右腕が台湾から復帰<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
LG在籍当時のヘンリー・ソーサ(写真:ストライク・ゾーン)

SKワイバーンズは3日、ブロック・ダイクゾーン投手(24)をウエーバー公示申請したとし、代替としてヘンリー・ソーサ投手(33=台湾・富邦)の獲得を発表した。

ダイクゾーンはここまで先発として12試合に登板し3勝2敗、防御率3.56。SKはダイクゾーンをあと1、2試合程度登板させた上で今後を見極める予定だったが、代替の投手を探していることが表面化したため、入れ替えの決断を早めたという。

一方のソーサは2012年から2年間KIAタイガースでプレーし、14年途中からネクセンヒーローズ(現キウムヒーローズ)、15年から4年間はLGツインズに在籍した。

長いリーチからの150キロを超える速球とフォーク、スライダーなどを持ち球とし、韓国での成績は7年間で194試合68勝60敗1セーブ、防御率4.32。2けた勝利を4度マークしている。

昨季限りでLGを退団したソーサは今シーズン台湾CPBLの富邦ガーディアンズでプレー。12試合8勝2敗、防御率1.56の好成績をマークし、SKのスカウトが見守った2日のラミゴモンキーズ戦でも8回2安打無失点で好投したという

SKはソーサの契約内容を契約金35万ドル(約3,780万円)、年俸17万ドル(約1,836万円)と発表している。

SKの帽子をかぶってポーズをとるヘンリー・ソーサ(写真:SKワイバーンズ)
SKの帽子をかぶってポーズをとるヘンリー・ソーサ(写真:SKワイバーンズ)

私生活のソーサは母国ドミニカ共和国で映像監督として活動し、短編作品を公開したこともあるという。韓国でも映像の撮影、編集が趣味であることが知られている。

ソーサは5日に韓国入りする予定。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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