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2年連続3割30本のラフ、来季もサムスンでプレー<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
来季でサムスン3年目を迎えるダリン・ラフ内野手(写真提供:サムスンライオンズ)

サムスンライオンズは19日、今季、不動の4番打者として活躍したダリン・ラフ内野手(32)と来季の契約を結んだと発表しました。契約内容は総額170万ドル(約1億9,100万円。年俸130万ドル、インセンティブ30万ドル、サイニングボーナス10万ドル)です。

ラフ選手は韓国2年目の今季、打率3割3分、チームトップの33本塁打、125打点をマーク。2017年シーズンから2年続けて3割、30本、100打点を記録しています。

サムスンと再契約したラフ選手は「素敵なファンと同僚がいるテグ(大邱)とライオンズパークに戻ることができてとても嬉しい。来年は必ずライオンズパークでポストシーズンを戦いたい。シーズンオフの間、しっかりと体を作って春季キャンプに合流したい」と球団を通してコメントしました。

サムスン球団によると外国人選手が3年続けて同球団に在籍するのは、今回のラフ選手が初めて。サムスン在籍時の2014年に防御率1位、最多奪三振のタイトルを獲得したリック・バンデンハーク(福岡ソフトバンク)、また2016年に千葉ロッテでプレーしたヤマイコ・ナバーロのサムスンでの在籍はいずれも2シーズンでした。

韓国・KBOリーグの外国人枠は3人まで。登録枠すべてを投手、野手に使うことが出来ず、各球団、投手2名+野手1名で構成しています。サムスンは今季在籍したラフ選手以外の2投手(ティム・エーデルマン、リサルベルト・ボニーヤ)とは再契約せず、先月、ジャスティン・ヘイリー(27)、デック・マグワイア(29)両投手の獲得を発表しました。

2011年から4連覇を達成し黄金時代を築いたサムスンですが、近年は低迷。今季は2年連続9位から脱出するも6位でシーズンを終えています。常勝軍団復活を目指すサムスンは4番の残留が決まり、来季に向けて一歩前進しました。

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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