Yahoo!ニュース

全国高校大会、独自表彰。【ラグビー雑記帳】

向風見也ラグビーライター
(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

 全国高校ラグビー大会が1月7日、閉幕。桐蔭学園が東福岡との決勝を8―5で制し、3大会ぶり4度目の頂点に立った。ファイナルは、接点でのバトルが際立つ接戦となった。本稿では大会でハイパフォーマンスを披露した選手を独自に表彰する。

★MVP 前田麟太朗(桐蔭学園)…決勝の終盤、自陣ゴール前左での自軍スクラムで値千金のペナルティーキック獲得。圧巻のコンタクト。

★新人賞 ブルースネオル・ロケティ(目黒学院)…スピード、インパクト、ボディバランス。突破に必要な全ての要素を高次で兼ね備える。大器。

★MIP 内田慎之甫(佐賀工)…準決勝まで3戦連続2トライ以上。特に東福岡との準決勝では途中出場から約5分間でハットトリック。自身のスピードを最大化する位置取りの妙と判断。

★ベストフィフティーン

1,井吹勇吾(桐蔭学園)…ワークレート。

2,川村航平(茗溪学園)…好キャリー連発。スピード。

3,前田麟太朗(桐蔭学園)…キャリー。スクラム。

4,吉田鷹也(大阪桐蔭)…攻守でラインアウトを支え、肉弾戦でも奮闘。

5,中森真翔(桐蔭学園)…ラインアウト、キャリー。

6,松崎天晴(東福岡)…タックル、ボールハント。

7,福田大和(中部大春日丘)…長身も地上戦で奮闘。ジャッカルが見事。

8,上野凌大(大阪桐蔭)…キャリー、ジャッカル。

9,井上達木(佐賀工)…風向きに応じ多彩なキックを繰り出す。無理のないプレー選択。

10,井上晴生(東福岡)…勝ち進むほど絶妙なキックが冴えるようになった。

11,小野澤謙信(静岡聖光)…フットワーク。ボディバランス。ピンチを防ぐ守りも光った。

12,白井瑛人(桐蔭学園)…防御、チャンスメイク。サポート。

13,阿部煌生(流経大柏)…防御の死角をすり抜け、さらにできた死角へパスを放つ。

14,古賀龍人(桐蔭学園)…防御を切り裂くラン、自ら蹴った球を拾い上げての独走と、フィニッシュまでのプロセスが高い。

15,吉田晃己(桐蔭学園)…度胸のよさがにじむロングキック、ドロップゴール。

ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

すぐ人に話したくなるラグビー余話

税込550円/月初月無料投稿頻度:週1回程度(不定期)

有力選手やコーチのエピソードから、知る人ぞ知るあの人のインタビューまで。「ラグビーが好きでよかった」と思える話を伝えます。仕事や学業に置き換えられる話もある、かもしれません。もちろん、いわゆる「書くべきこと」からも逃げません。

※すでに購入済みの方はログインしてください。

※ご購入や初月無料の適用には条件がございます。購入についての注意事項を必ずお読みいただき、同意の上ご購入ください。欧州経済領域(EEA)およびイギリスから購入や閲覧ができませんのでご注意ください。

向風見也の最近の記事