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春から医大生のパナソニック福岡堅樹、来週のトップリーグは?【ラグビー旬な一問一答】

向風見也ラグビーライター
この日も快足を飛ばした(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

 今年4月から順天堂大学医学部へ進学予定の福岡堅樹が、3月28日、東京・秩父宮ラグビー場で国内トップリーグの第5節でプレー。今後の試合出場については「チーム内のアナウンス」を待つと言うにとどめたが、「僕自身は出ることになれば、それは準備したい」とも続けた。

 2019年のワールドカップ日本大会で8強入りした快足ランナーはかねて、2020年に実施予定だったオリンピック東京大会での7人制ラグビー男子の部を最後に国際舞台から退き、医学部合格を目指すと公言していた。国内トップリーグの初戦へ出た今年2月20日に進路を決め、4月以降も続くシーズンへの戦いに参加するか否かが注目される。

 この日の福岡はパナソニックの左ウイングとして先発。3トライを挙げて62―5で開幕5連勝を飾り、マン・オブ・ザ・マッチに輝いた。

 試合後、福岡はオンライン会見に登壇。本人の発言に先立ち、チームスタッフから「福岡選手の今後につきましては、チームとして3月中にアナウンスをかけたい」と説明があった。

「チームとしてもしっかり勝ち切ることができて、これから(参加するホワイトカンファレンスでの)1位通過を目指すためのひとつの弾みにはなったんじゃないかと思います(4月中旬からプレーオフトーナメントがある)。いくつか不用意なミスで相手に流れを渡しかけた後もディフェンスから流れを取り返した。特にフォワードが頑張ってくれた。バックスとしてフォワードが取り返してくれたボールでスコアでき、ひとつ、仕事ができたのかなと思います。

 僕のこの試合のパフォーマンスについては、自分らしいランでトライが取れたシーンもありましたし、一番、最初に、獲りたかったところでタッチラインの外に出されてしまったシーンがあった。そこはしっかりと反省しつつ、自分の能力を客観的に見ながら、取れるシチュエーションか、取れないシチュエーションかの判断(の精度)を、自分の経験として積み重ねて、出られる試合ではトライに繋げられるプレーをしたいです。

 2本目はウッチー(スクラムハーフの内田啓介、中盤から大きく抜け出してアシスト)さんのおかげで。3本目はインターセプトをチャンスとして狙っているところ。あそこはディフェンス(の枚数)が足りないなか、リスクを背負ってのチャレンジでしたが結果としていい判断になりました。

 今後についてですが、またチーム内のアナウンスがあるので、そこを待って、僕自身は出ることになれば、それは準備したいです」

 日本代表でもチームメイトの坂手淳史主将は「本当に、堅樹はいつも通りのパフォーマンス。チームとしても助かった。これからも彼とプレーできるのは楽しみ」と語った。パナソニックは4月4日、兵庫・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で神戸製鋼との全勝対決に挑む。福岡の出番はあるだろうか。

ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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