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バルサのギュンドアン獲得に思う、補強方針と進むべき方向性。

森田泰史スポーツライター
バルセロナに移籍したギュンドアン(写真:ロイター/アフロ)

大きな喜びと共に、その一報は受け入れられた。

バルセロナが、イルカイ・ギュンドアンの獲得を決めた。今季終了時に契約満了を迎えたギュンドアンは、フリートランスファーでの移籍が可能だった。そこに目を付けたバルセロナが彼を射止めた。

グアルディオラ監督とギュンドアン
グアルディオラ監督とギュンドアン写真:ロイター/アフロ

「移籍を考えた時、意味があると思えたのは、一クラブだけだった。バルセロナ・オア・ナッシングだった。僕は幼い頃から、あのユニフォームに袖を通すのを夢見ていたんだ」

「シティで3冠を達成した。素晴らしいパレードがあり、僕は考えたんだ。『これ以上、何かあるのか?』と。これより完璧、というのはあり得なかった。ペップ(・グアルディオラ監督)は僕の決断を理解してくれると思う。僕と彼は同じタイミングでクラブに到着した。だから去るタイミングも一緒に、と考えていたはずだ。でも、ペップが成長したクラブと契約する、という僕の決断を分かってくれるだろう。来季のチャンピオンズリーグの決勝で、彼らと対戦するのを楽しみにしているよ」

これはギュンドアンの言葉である。

■フリートランスファーの移籍

バルセロナは近年、フリートランスファーで多くの選手を獲得してきた。だが、そこには落とし穴も潜んでいることを忘れてはならない。

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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