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“ピピ”中井の契約延長が意味するもの。レアルの期待値と現時点での評価。

森田泰史スポーツライター
パスを出す中井(写真:ムツ・カワモリ/アフロ)

レアル・マドリーとの契約延長が、実現した。

“ピピ”の愛称で親しまれる中井卓大が、マドリーと契約延長を行った。現在、フベニール(ユース年代)でプレーしている中井だが、2025年までの契約更新でマドリーと合意。今後、数年かけてトップチームでの居場所を探ることになる。

マドリー のフベニールの選手たち
マドリー のフベニールの選手たち写真:なかしまだいすけ/アフロ

「とても嬉しい気持ちと、クラブや応援してくださる皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです」

中井はソーシャルメディアを通じて、そのように契約延長の喜びをあらわにしている。

これを読んだ時、非常に中井らしいコメントだなと思った。

私は、前回スペインに行った際、マドリーのカンテラを取材して、その時に中井に会っている。当時はまだ15歳、プロ契約さえ叶わない年齢であり、インタビュー取材などはこちらから辞した。それでも、チームメートや現地のファンと触れ合う中井を見て、感じるものはあった。

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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