台風25号は10月としては異例の進路をたどり、明日(土)朝に韓国に上陸するおそれが出ています。その後7日(日)には、北日本の日本海側に2004年ぶりの勢力で直撃する可能性もあります。

台風25号のいま

25号は中心気圧965hPa、最大風速35メートルで「大型」で「強い」勢力を維持しています(5日14時時点)。4日(木)夜に沖縄諸島を通過し、渡嘉敷村では最大瞬間風速40.3メートル、国頭郡本部町では24時間で217ミリの雨量が観測されました。

沖縄は24号に続き、2週連続で台風の直撃を受けました。NHKによると県内では強風にあおられ転倒するなどして、10人がけがをしたということです。

(↑沖縄の様子)

台風25号のこれから

25号の予想進路図 (画像元:ウェザーマップ)
25号の予想進路図 (画像元:ウェザーマップ)

今年も25号は勢力を保ったまま九州の西の海上を北上し、6日(土)未明に韓国・済州島に最接近、朝には「強い」勢力のまま韓国本土に上陸する可能性があります。

その後スピードを上げながら日本海を東進し、7日(日)朝には台風のままで東北北部から北海道に上陸するおそれがあります。

元気象庁の饒村曜さんは、10月にこうした進路をとる台風は非常に珍しいとおっしゃっています。

今年2つ目の韓国上陸台風か

韓国に上陸すれば、8月の19号に続いて、今年2個目の上陸台風となります。韓国の台風の上陸頻度は2年に1度くらい(1951~2004年)なので、今年は特に多くなっています。

19号は済州島に1100ミリを超える大雨をもたらしましたが、25号により予想される雨量は48時間で最大520ミリとのことです。

2004年以来の強さで北日本直撃か

気象庁の予想によると、北日本に接近する7日(日)9時の25号の中心気圧は975hPaとなっています。もしこの強さのままで、東北から北海道の日本海側に上陸すると、2004年16号(国際名チャバ)以来のこととなります。

また1970年以降では、1991年に北海道に中心気圧955hPaで上陸した19号(通称:リンゴ台風)に続き、2位タイの強さでの上陸となります。2004年16号1999年18号は、共に975hPaの強さで北海道の日本海側に上陸しました。

なお1999年18号は、函館で46.5メートルの最大瞬間風速を発生させ、現在でも函館の観測史上一位の記録となっています。

懸念される被災地の台風被害

北海道は6日(土)で震災から1ヶ月を迎えますが、今日も震度5弱の大きな揺れがあり、現在でも不安が続いています。25号の中心は胆振地方を通るおそれもあり、さらなる被害の拡大が懸念されます。

追記(10/6):25号は6日朝に韓国・慶尚南道に上陸、済州島では748ミリの雨が観測されました。最新の予想では、北日本に到達する前に温帯低気圧へと変わる見込みですが、7日は北海道や東北で暴風や大雨が予想されています。