7日豪州は世界で最も暑かった シドニーで47.3℃記録 

資料写真(写真:アフロ)

記録的に寒い新年を迎えたアメリカとは反対に、南半球のオーストラリアでは、7日(日)歴史的な猛暑となりました。シドニー郊外のPenrithでは日中の気温が47.3℃まで上がり、1939年の47.8℃以来の2番目に高い記録となったのです。

米メーン大学の発表した世界気温の図(下)を見ると、この日オーストラリア大陸は世界で最も暑かったようです。この暑さのため、テニスの「シドニー国際」が中断になり、また一部の道路でアスファルトが溶けて大規模な渋滞が発生したとも伝えられています

原因と今後の予想

その他、オーストラリアの主要都市で観測された気温は下記のとおりです。

6日(土)

メルボルン 41.7℃(平年26℃)

アデレード 42.6℃(平年29℃)

7日(日)

シドニー市内 43.4℃(平年26℃)

キャンベラ 40.6℃(平年28℃)

この酷暑は、タスマン海に中心を持つ高気圧の縁を流れる暖かい風が、オーストラリア東部に流れ込んだことが原因でした。しかし高気圧がやや東に移動し、変わって気圧の谷が接近するため、週中頃にかけて暑さは次第に解消していく見込みです。例えばシドニーでは、10日(水)日中の気温が25℃まで下がる予想となっています。

暑くなるオーストラリア

今回の熱波は一時的であるものの、オーストラリアでは近年気温が顕著に上昇しています。同国全体の日平均気温は、1910年から2014年の間に0.9℃上昇しているのです。

オーストラリア国立大学の研究によると、シドニーやメルボルンでは、2040年代に気温が50℃に達する恐れがあるといいます。異常な高温によって熱中症患者が増え、山火事のリスクも高まるなど、様々な問題が懸念されています。