群馬県で観測史上初めて40度を超える気温が観測された。そのときの状況を見てみると、梅雨前線が北上して弱まっていたため、関東地方は全般によく晴れて夏至直後の強い陽射しが降り注いだ。加えて、最も気温が上がった関東地方の内陸部は、西から山越えの気流が流れ込み、フェーン現象が発生していたようだ。このため極端な暑さとなった。

気象庁HP画像より筆者作成
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この暑さは一時的、と言いたいところだが、どうやら梅雨明けが近いかもしれない。そうなると、今日のような厳しい暑さが頻繁に現れ記録的に暑い夏になるおそれがある。カギになるのは、太平洋高気圧の勢力もさることながら、その位置だ。まずは昨年まで数年の、梅雨明けの確定値ではなく速報値の発表の日の天気図を見てみたい。

画像提供:ウェザーマップ 筆者加工
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年によって梅雨明けのパターンはさまざまだが、総じて共通しているのは、太平洋高気圧の最も気圧が高い位置(軸)が、日本列島と同じ緯度まで北上していることだ。

もし太平洋高気圧の勢力が強まっても日本の南に位置していれば、次に弱まった時には梅雨前線が再び南下してくる。しかし日本列島と同じ緯度であれば、太平洋高気圧が弱まっても梅雨前線は日本列島まで南下できないか、あるいは太平洋高気圧が東に退いた場合も、南からの湿った空気が流れ込むことはあっても、梅雨前線そのものは南下しにくい。

先週までは太平洋高気圧が日本の南にあったのでしばらく様子見という状態だったが、今週は太平洋高気圧の軸がいよいよ北緯30度を越えて北上してきそうだ。

画像提供:ウェザーマップ 筆者加工
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となると梅雨明けもいよいよ間近か。異常に早い梅雨明け、そして異常に短い梅雨になる可能性すらある。1年で最も陽射しが強い6月下旬に太平洋高気圧に覆われて晴れれば、40度近い、あるいは40度超えの暑さがたびたび現れてもおかしくない。当面はとにかく熱中症に厳重な警戒が必要だ。