大雨シーズン間近。避難はどうする?

2019年5月に発生した逗子市の崖崩れ(筆者撮影)

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今年4月18日、強い寒気を伴った南岸低気圧の影響で、関東地方の南部を中心に強い雨が降り、神奈川県葉山町の幹線道路沿いでは、崖崩れが発生した(写真は筆者撮影)。確かに激しい雨だったが、雨量は70~85ミリ程度で、特に際立った雨量ではなかった。他に、この近辺だけでも、2月には逗子市内でマンション脇の崖が崩れ、4月には逗子海岸でも崖崩れが発生している。いずれも、直前には雨は降っていない。ことによると、昨年の台風による大雨で岩盤そのものが傷んで弱くなっていたり、樹木の消失で保水力がなくなったり、あるいは雨水の流れ方や浸透路が変化して、これまでなら持ち堪えられた雨量でも、斜面が崩壊しやすくなっているのかもしれない。いよいよ沖縄・奄美地方も梅雨入り間近となり、雨による災害のシーズン、出水期はもうすぐだ。昨年大丈夫だった場所でも、わずかな雨で土砂災害が発生するかもしれない。

自然災害を避けるために重要なのは、昨年まで大丈夫だったから、という経験ではなくて、避難に関する情報に従ったタイムリーで的確な避難だ。しかし、避難所に人が集まると、新型コロナウイルスへの感染が心配だ、と思われるかもしれない。しかし、避難所での過度な人の密集回避と、災害からの避難を同時に実現する方法がある。それは、ハザードマップを見ること。ハザードマップを見れば、自宅や職場など、普段自分がいる場所の自然災害リスクがわかる。ということは、リスクが低い場合は、安全だということもわかる。そうすれば、本当に避難所に行く必要のある人だけが避難所に行き、リスクがほぼ想定されない人はその場にとどまり、自然災害に巻き込まれず、同時に避難所で徒らに人が密集することも避けられる。まだしばらく自粛、在宅生活が続くが、今のうちにハザードマップをぜひ確認しておいてほしい。

「参考」重ねるハザードマップ