関東甲信 史上最も早い梅雨明け 41度予想も

6月27日(月)、関東甲信、東海、九州南部で梅雨明けしました。

このうち、関東甲信地方は、統計史上、もっとも早い梅雨明けです。

さらに、期間は最も短く、降水量も最も少ない梅雨となりました。

記録的に早い梅雨明けになった原因は、太平洋高気圧と、チベット高気圧が真夏並みに強まっているいるためです。

これは熱帯の対流活動が影響しています。

インド北部からインドネシア付近で対流活動が活発になると、その北側で、高気圧が風船のように膨らみ、強まります。

勢力の強い2つの高気圧に覆われると、晴れて、地上付近には暑い空気がどんどんたまり、これにフェーン現象も加わりますと、40度前後になります。

今週末にかけてこのダブル高気圧が強いため、関東地方を中心に晴れて40度に迫る酷暑が続きそうです。

特に、30日(木)は、群馬の館林で41度が予想されていて、日本の高温記録を更新してしまうかもしれない危険な暑さになりそうです。

熱中症 高齢者は室内での発症が半数以上 祖父母に電話して注意喚起を

梅雨明け直後は、まだ身体が暑さになれていないため、熱中症のリスクが高まります。

さらに今年の暑さは尋常ではないので、熱中症の多発が懸念されます。

国立環境研究所の調査では、年齢別にみると、10代は運動中、成年の男性は作業中に多く熱中症を発症しています。

一方、高齢者は家での発症が半数を超えています。

エアコンがあっても使用していない方が多いためです。

おじいちゃん、おばあちゃんが近くに居たら、見に行ってあげてください。

遠くに居るなら、電話やラインなどで、冷房を使用するように呼びかけてあげてください。

画像 ウェザーマップ
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電力需給ひっ迫でもクーラーは我慢しないで

暑さにより、東京電力のエリアで電力需給が厳しくなっているとして、政府は28日も「電力需給ひっ迫注意報」を継続することを発表しました。

ただ、エアコンの使用は必要不可欠ですので、冷房は我慢しないようにしましょう。

しかし、大規模停電にならないよう節電も大切です。

◆空気の循環を良くするため、エアコンの羽は水平か上向きに

◆照明を消す

◆冷蔵庫の温度を強から中にする

◆なるべく同じ部屋に集まる

◆カーテンで日差しを遮る

商業施設は冷えすぎている所も多く、冷房の設定温度を2度あげると10%の削減ができるので、検討の余地はありそうです。

酷暑はいつまで続くのか

画像 ウェザーマップ 筆者加工
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画像 ウェザーマップ 筆者加工
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上図は7月1日と7月7日の太平洋高気圧とチベット高気圧の予想です。

高気圧の勢力には強弱があって、10日ほどの周期があります。

この酷暑の原因は、二つの高気圧がこの時期としては異例に強まったためですが、来週後半は、一旦弱まる傾向です。

このため、記録的な暑さは来週後半にはおさまるでしょう。

画像 ウェザーマップ
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その弱くなったタイミングで、湿った空気が流れ込みやすくなり、雲が広がりそうです。

さらに、熱帯低気圧(台風)が発生しやすい環境場になる可能性もあります。

酷暑がおさまったと思ったら、こんどは戻り梅雨のような天気になるかもしれません。