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A級昇級ロード爆進中! 佐々木勇気七段(27)今期B級1組7連勝&順位戦通算16連勝!

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 11月11日。東京・将棋会館と大阪・関西将棋会館においてB級1組8回戦・5局がおこなわれました。結果は以下の通りです。

佐々木勇気七段(7勝0敗)○-●三浦 弘行九段(4勝3敗)

千田 翔太七段(6勝2敗)○-●近藤 誠也七段(2勝5敗)

稲葉  陽八段(5勝3敗)○-●屋敷 伸之九段(3勝5敗)

横山 泰明七段(4勝4敗)○-●久保 利明九段(2勝5敗)

阿久津主税八段(2勝5敗)●-○木村 一基九段(2勝5敗)

 ▲三浦九段-△佐々木七段戦は相掛かり。順位戦らしいスローペースの進行となりました。夜遅くなっても形勢互角のまま、力のこもった中盤戦が続きます。やがて優位に立ったのは、佐々木七段でした。最後は三浦玉を左右はさみうちの寄せ形に追い込んで押し切り、深夜0時15分、116手で勝ちとなりました。

 佐々木七段はA級昇級争いトップの位置をキープ。前期B級2組で1回戦に藤井聡太現三冠に敗れて以降、そこからずっと負け知らずでついに16連勝です。

 佐々木七段はもしこのまま勝ち続けると、今期B級1組最終戦で21連勝目をかけて藤井三冠に当たることになります。

 佐々木七段には史上3人目のB級1組全勝の期待もかかります。1997年度の丸山忠久七段(現九段)、2018年度の渡辺明二冠(現名人・棋王・王将)はいずれもその勢いを駆って、のちにA級順位戦も制し、名人位にまで駆け上がっています。

 千田七段は近藤七段との熱戦を制して0時19分に勝利。6勝2敗で3番手をキープです。

 現在2番手の藤井三冠は11月12日・13日におこなわれる竜王戦七番勝負第4局のあと、16日に松尾歩八段(1勝5敗)と対戦します。

 現在トップ3の佐々木七段、藤井三冠、千田七段による直接対決はまだおこなわれていません。果たしてこの先、どのような展開が待っているのでしょうか。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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