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竜王戦本戦に進むのは羽生善治九段(50)か? 木村一基九段(47)か? 1組4位決定戦開始

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 5月21日10時。東京・将棋会館において第34期竜王戦1組出場者決定戦▲羽生善治九段(50歳)-△木村一基九段(47歳)戦が始まりました。本局の勝者は1組4位となり、決勝トーナメント(本戦)に進出します。

 振り駒で先手番を得たのは羽生九段。戦型は矢倉模様となりました。10時30分の時点では17手目、羽生九段が角を引いたところまで進んでいます。

 羽生九段は今期出決、丸山忠久九段に大逆転勝利を収めました。

 今年度成績は、羽生九段は2勝2敗。木村九段は6勝2敗です。

 これまで多くの名勝負を繰り広げてきた両者。成績は羽生九段34勝、木村九段17勝、持将棋1です。

 昨日おこなわれた1組3位決定戦では、山崎隆之八段が稲葉陽八段に勝利。本戦進出を決めています。山崎八段の初戦の相手は藤井聡太二冠です。

 本局の勝者(1組4位)は山崎八段や藤井二冠とは逆の山に入ります。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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