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渡辺明王将(36)3連勝で走るか? 永瀬拓矢挑戦者(28)1勝返すか? 1月30日から王将戦第3局

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 1月30日・31日。栃木県大田原市・ホテル花月において第70期王将戦七番勝負第3局▲渡辺明王将(36歳)-△永瀬拓矢王座(28歳)戦がおこなわれます。棋譜は公式ページをご覧ください。

 ここまでの2戦は渡辺王将が連勝しています。

 渡辺王将の今年度成績は19勝10敗(勝率0.655)。現在は6連勝中です。

 永瀬王座の今年度成績は36勝20敗2持将棋(勝率0.643)。全棋士中、対局数は1位、勝数は2位です。

 第1局は渡辺王将先手で角換わり腰掛銀。第2局は永瀬王座先手で相掛かりとなりました。第3局もまた相居飛車で、現代最前線の戦いがおこなわれる可能性が高そうです。

 大田原は王将戦恒例の対局場。渡辺王将は何度もここで対局しています。

 また大田原は弓の名手・那須与一の里として知られています。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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