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永瀬拓矢叡王(27)に豊島将之竜王・名人(29)が挑む叡王戦七番勝負は新型コロナの影響で開幕延期決定

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 4月9日。叡王戦七番勝負の開幕延期が発表されました。

 第1局は4月12日、山形県天童市「ほほえみの宿 滝の湯」でおこなわれる予定でした。

 新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化する現在の状況では、残念ながら延期はやむを得ないのでしょう。

 先日は名人戦七番勝負の開幕延期も発表されました。

 現在、叡王位に就いているのは王座もあわせ持つ二冠で、充実著しい永瀬拓矢叡王(27歳)です。

 そこに最強の挑戦者として名乗りをあげたのは、現在の将棋界席次1位を占める豊島将之竜王・名人(29歳)でした。

 状況が好転し、誰もが心置きなく対局できる時が一日でも早く訪れるよう、強く望みたいものです。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)、『など。

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