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9月3日10時▲高橋道雄九段(59)-△藤井聡太七段(17)戦はじまる C級1組順位戦4回戦

松本博文将棋ライター
(記事中の写真撮影・画像作成:筆者)

【前記事】

9月3日、高橋道雄九段(59)と藤井聡太七段(17)が対戦 C級1組順位戦4回戦

https://news.yahoo.co.jp/byline/matsumotohirofumi/20190902-00140995/

 東京・将棋会館において、C級1組順位戦4回戦▲高橋道雄九段(2勝1敗)-△藤井聡太七段(3勝0敗)戦が始まりました。

 対局室は4階の特別対局室。隣りでは▲青野照市九段(0勝3敗)-△佐々木勇気七段(3勝0敗)がおこなわれています。

 対局開始前の駒の並べ方。高橋九段は一段目(玉金銀桂香)、三段目(歩)、二段目(角飛)の順に並べるスタイルです。弟子の宮宗紫野女流二段によれば、高橋九段独自の考え方があるそうです。

 藤井七段はオーソドックスな大橋流でした。

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 高橋九段は初手に1分近くを使って、初手は▲7六歩と角道を開ける。藤井七段はいつも通りお茶を飲んだ後、いつも通り△8四歩と飛車先の歩を伸ばしました。

 3手目。高橋九段は9分ほど使って▲6八銀と上がります。以下、高橋九段得意の矢倉模様に進みました。

 対して藤井七段は急戦をにおわせる構えです。ここからどう進むのか、注目されるところです。

 AbemaTVでは高橋九段の弟子である黒沢怜生五段と宮宗紫野女流二段が解説、聞き手を務めています。

 盤上では重厚な棋風の高橋九段。盤外ではアニメや漫画などに対する造詣がとても深いことでも知られています。

そしてμ’s は伝説になった……。将棋棋士九段・高橋道雄の「ラブライブ!μ's Final LoveLive! ~μ’sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪~」ライブレポート

https://news.nicovideo.jp/watch/nw2143088

『けいおん!』に出会ってから人生が変わった――プロ棋士の高橋道雄九段の「2018冬アニメ」感想

https://originalnews.nico/88519

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)、『など。

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