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ノート(233) 厚労省虚偽証明書事件で検察側が提示した動機とその検討内容

前田恒彦元特捜部主任検事
(写真:アフロ)

~続・工場編(26)

受刑341/384日目

厚労省事件の動機は?

 厚労省の虚偽証明書事件でも、その動機をめぐり、検察側と弁護側の主張が対立していた。事件当時の担当課長が関与を否定していたからだ。

 検察側は、問題の障害者団体会長が厚労省の担当課を訪れた際、大物参議院議員の実名を挙げ、自らをその秘書だと語り、その威光を笠に着た上で、早期の証明書発行を要請していた点を重視していた。

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元特捜部主任検事

1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。

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