~工場編(10)

受刑91/384日目

検事が大幅に譲歩

 この日は、午前中に工場で差し入れ本の整理作業を行った後、昼食を挟んで午前11時ころから夕方までの間、東京高検の和田澄男検事による取調べがあった。

 2週間ぶりであり、目的は総連事件の証人尋問に向けた打合せだった。

 前回は東京高裁あての上申書を踏まえ、法廷には行かないという意向を示していたので、これといった実りのあるやり取りはなかった。

 しかし、この日の和田検事は、開口一番、大幅な「譲歩案」を示してきた。次のような内容だった。