ノート(149) 判決の言渡しを受けて思ったこと

(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

~裁判編(23)

勾留203日目(続)

【主文を聞くときのポイント】

 「それでは、被告人に対する判決を言い渡します」

 法廷内がシーンと静まり返り、全員が中川博之裁判長の次の声を待った。

 主文が「被告人は」で始まれば無罪、「被告人を」で始まれば有罪だ。

 「被告人を」に続いて具体的な刑期が示され、最後に「この裁判が確定した日から」というお決まりの一文がなければ、執行猶予ではなく実刑だ。

 「主文。被告人を懲役1年6月に処する。未決勾留日数中150日をその刑に算入する。主文は以上です」

 裁判長は、静かにそう述べた。

 第一報を送るためか、傍聴席の記者がダッと法廷から飛び出した。

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15年間の現職中、特捜部に所属すること9年。重要供述を引き出す「割り屋」として数々の著名事件で関係者の取調べを担当し、捜査を取りまとめる主任検事を務めた。のみならず、逆に自ら取調べを受け、訴追され、服役し、証人として証言するといった特異な経験もした。証拠改ざん事件による電撃逮捕から5年。当時連日記載していた日誌に基づき、捜査や刑事裁判、拘置所や刑務所の裏の裏を独自の視点でリアルに示す。

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1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。きき酒師、日本酒品質鑑定士でもある。

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