ノート(128) 法廷で着用する衣類が決まる 拘置所も初公判に向けた態勢へ

(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

~裁判編(1)

勾留170日目(続)

【法廷での衣類】

 この1か月間は、4日後である3月14日に迫った初公判でどのような衣類を着用したらよいのか、その検討や準備も進めた。

 いよいよ裁判が始まるということで、3日前には拘置所の幹部職員による面接があり、心境などを尋ねられたので、逆に法廷での身だしなみなどについて聞いてみた。

 幹部によると、拘置所では裁判に先立って特別に散髪が許可されることはなく、出廷時のネクタイ着用も認められないし、裁判員裁判だと黒色靴型スリッパの貸与があるが、通常の裁判だと拘置所内と同じサンダルで出廷することになる、という話だった。

 結局、勾留46日目である前年の11月6日に父を亡くし、喪中の身だったこともあり、黒の長袖タートルの上にブラックのスーツ上下を着用し、黒の靴下を履いた喪服姿で公の場に出ることにした。

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前田恒彦

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15年間の現職中、特捜部に所属すること9年。重要供述を引き出す「割り屋」として数々の著名事件で関係者の取調べを担当し、捜査を取りまとめる主任検事を務めた。のみならず、逆に自ら取調べを受け、訴追され、服役し、証人として証言するといった特異な経験もした。証拠改ざん事件による電撃逮捕から5年。当時連日記載していた日誌に基づき、捜査や刑事裁判、拘置所や刑務所の裏の裏を独自の視点でリアルに示す。

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1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。きき酒師、日本酒品質鑑定士でもある。

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