ノート(128) 法廷で着用する衣類が決まる 拘置所も初公判に向けた態勢へ
~裁判編(1)
勾留170日目(続)
法廷での衣類
この1か月間は、4日後である3月14日に迫った初公判でどのような衣類を着用したらよいのか、その検討や準備も進めた。いよいよ裁判が始まるということで、3日前には拘置所の幹部職員による面接があり、心境などを尋ねられたので、逆に法廷での身だしなみなどについて聞いてみた。
幹部によると、拘置所では裁判に先立って特別に散髪が許可されることはなく、出廷時のネクタイ着用も認められないし、裁判員裁判だと黒色靴型スリッパの貸与があるが、通常の裁判だと拘置所内と同じサンダルで出廷することになる、という話だった。
結局、勾留46日目である前年の11月6日に父を亡くし、喪中の身だったこともあり、黒の長袖タートルの上にブラックのスーツ上下を着用し、黒の靴下を履いた喪服姿で公の場に出ることにした。
この記事は有料です。
元特捜部主任検事の被疑者ノートのバックナンバーをお申し込みください。
元特捜部主任検事の被疑者ノートのバックナンバー 2019年9月
税込1,100円(記事3本)
2019年9月号の有料記事一覧
※すでに購入済みの方はログインしてください。