スタートトゥデイ社のZOZOソックス?関連特許出願について

出典:特許情報プラットフォーム

ファッション通販サイトZOZOTOWNを運営する株式会社スタートトゥデイが提供する身体自動計測テクノロジ-と関連特許については過去にも何回か書いています(過去記事1過去記事2過去記事3)。ZOZOSUITについては、少なくともスタートトゥデイ社による特許出願で公開されたものはないようです(出願していないのか、まだ公開されていないだけなのかは不明です)。

しかし、先日、ZOZOSUITではないですが、足のサイズを測ることを目的としたZOZOソックスとでも言うべき発明の特許出願が公開されていました(特開2018-108309、「身体測定装置及び身体測定システム」)。出願日は2017年1月5日、発明者は前澤友作氏ご本人です。

まだ、審査請求は出されていませんので特許庁で寝かされている状況です。基本的なアイデアは圧力センサーと伸縮センサーの両方を備えた靴下によりユーザーの足サイズを正確に測定することにあります。

通常ですと審査請求前の出願はその後どういう審査結果になるのは分からないのですが、本出願はPCT/JP2017/044171として国際出願もされており、国際調査機関(この場合は日本の特許庁)の暫定的見解が出ています。これによれば少なくとも請求項6と請求項7は特許性ありとの判断がされています。

【請求項6】

前記身体測定装置は履物形状に形成されており、

前記伸縮型の測定センサは、伸縮可能な帯状に形成され、

前記伸縮型の測定センサの端部には非伸縮性の部材が結合されて足裏の部分を形成することを特徴とする請求項2記載(栗原注:圧力センサーと私淑センサーの両方を含むことがポイント)の身体測定装置。

【請求項7】

前記身体測定装置は履物形状に形成されており、

前記伸縮型の測定センサは、足長方向に伸縮可能な帯状に形成され、

前記伸縮型の測定センサの足長方向の両端には非伸縮性の部材が結合されて足裏の部分を形成することを特徴とする請求項2記載の身体測定装置。

この見解はあくまで暫定的なので、この出願が最終的にどうなるかはわかりませんが、結構広範囲で権利化できる可能性は高そうです。アパレルのネット通販におけるサイズ違い問題は衣服よりも靴の方が重大だと思いますし、実際の物の実装もソックス型の方がお蔵入りになった旧型ZOZOSUITよりは容易と思われますので、この特許はスタートトゥデイ社の強力な差別化要素となるかもしれません。