14日の宮城県は桜も震える寒さ 1日で4か月分の気温変化の所も
「季節先取り」どころか「季節外れ」と言える気温の高さが続いています。宮城県内でも今週は最高気温25度以上の夏日が続いている所も多く、きょう13日(水)は仙台市でも最高気温25.0度で今年初めての夏日になりました。桜たちも急かされるように一気に花開いて満開を迎えています。
ところがあす14日(木)は一転、昼間でも7~8度止まりの予想で、桜の花も震えるような寒さになります。日中の気温としては、きょうより20度低くなる所もありそうです。
寒さの要因は3つ
これだけ急激に気温が下がる要因は3つあります。
1つ目は日差しがなくなること。きょうは前線による雲が北日本を南下しています。この前線は動きが遅く、あすは宮城県付近で停滞するため一日曇りや雨で日差しがなくなります。
2つ目は上空の寒気が強まること。そもそも前線というのは暖かい空気と冷たい空気の境界線です。きょうまでは南の暖かい空気の力が非常に強かったのですが、前線の南下と共に北側にある冷たい空気が流れ込んでくる見込みです。
そして3つ目が冷たい海風です。あすは北海道付近に高気圧が進んできます。ここから宮城県に向かって冷たい海風が吹きこんできて、梅雨の頃にやませが吹く時と同じような状況になります。
雨・上空の寒気・冷たい海風。この3つが重なることで、宮城県は極端に気温が低くなる見込みです。
仙台は、きょうは7月上旬並みの25度まで上がりましたが、あすは全く気温が上がらず昼間でも7度止まりと3月上旬並みになる見込みで、1日で4か月分の気温変化が予想されています。
体調を崩さないよう、服装でうまく調節してお過ごし下さい。