雪の少ない今冬の宮城 冬はもう終わり?

2月17日(日) みやぎ蔵王えぼしリゾートにて(著者撮影)

あさって2月19日は二十四節気の雨水(うすい)。降るものが雪から雨に変わる頃です。

ただ今シーズン、宮城県内では雪があまり降っていません。タイトル画像は、2月17日のみやぎ蔵王えぼしスキー場の様子です。コースには十分雪があるのですが、ゲレンデの下の方では地肌が見えている箇所もありました。

累積降雪量 平年比(気象庁HPより)
累積降雪量 平年比(気象庁HPより)

今シーズンの累積降雪量を平年と比較した地図は真っ青=全国的に平年より雪が降っていません。宮城県内では、駒の湯で平年並みの他は平年の40~70%にとどまっており、仙台では2月に入ってから1cmも雪が降っていないという少なさです。

ただ暖冬だったのかと言うと、一概にそうとは言えません。

過去90日間の平均気温平年比(気象庁HPより)
過去90日間の平均気温平年比(気象庁HPより)

過去90日間の気温を平年と比較すると、東~西日本は平年より高くなっていますが、北海道や東北はほぼ平年並みです。

私たち気象予報士がお伝えしている「上空の寒気」というのは、大きく分けると2つあります。上空約5500mの寒気と約1500mの寒気です。

簡単に言うと、上空約5500mの寒気が強ければ、それだけ雪雲が空高くまで発達するため大雪になり、約1500mの寒気は地上に寒さをもたらします。

2月上旬の寒気の強さを平年と比較した図(気象庁HPより引用し著者作成)
2月上旬の寒気の強さを平年と比較した図(気象庁HPより引用し著者作成)

今シーズンは、約1500mの寒気が強くても、それより上の約5500mの寒気があまり強くないことが多かったため、気温と降雪量に差が出ています。

さらにこの先は1500m、5500mともに寒気が抜け、今後しばらくは日本付近に流れ込みにくくなる見込みです。気象庁が先週発表した1か月予報では、気温は平年より高い日が多い予想ですので、もう冬はほぼ終わりと言えるでしょう。(多少の寒の戻りはあるかと思いますが)

向こう1か月の東北地方の気温の予想(気象庁HPより)
向こう1か月の東北地方の気温の予想(気象庁HPより)

そうした中、今週はたびたび低気圧が通過するため天気が崩れそうで、雨水の暦通り降るものは雪ではなく雨になりそうです。雪の多く積もっている地域では雪崩に注意が必要です。

2月17日17時気象庁発表の週間予報(提供:ウェザーマップ)
2月17日17時気象庁発表の週間予報(提供:ウェザーマップ)

また雪が降らなくても、朝は0℃前後まで気温が下がりますので、路面が凍結するおそれはあります。冬はほぼ終わりと言えますが、タイヤ交換はまだ急がない方がいいかと思います。