アップル、Mac向け次世代プロセッサー「M2」量産開始、グーグル純利益2.6倍 ユーチューブ5割増収

画像出典:米Apple

筆者が注目した海外発最新テクノロジーニュース3本をダイジェストで

[1]アップル、Mac向け次世代プロセッサー「M2」の量産開始

米アップル製パソコン「Mac」向けの次世代プロセッサーの量産が月内に始まると、日経アジアが4月27日に報じた

ノートパソコン「MacBook」シリーズや、デスクトップパソコン「iMac」、タブレット端末「iPad Pro」の最新モデルに採用した「M1」の後継となるSoC(システム・オン・チップ)で、暫定的に「M2」と呼ばれている。

半導体の受託生産で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が生産し、2021年7月にも出荷が始まる見通し。21年後半に発売予定の新型MacBookに搭載されると、関係者は話している。

アップルは20年6月、Macの独自プロセッサー計画を明らかにした。第1弾製品群を発売した後、2年ほどかけてすべてのMacを自社製チップに切り替える意向で、計画を着々と進めているという。

在宅やテレワークの広がりでMacの販売は好調だと日経アジアは報じている。米調査会社のIDCによると、アップルは20年に2310万台のMacを出荷した。この台数は前年に比べ29%多い。21年1〜3月期の出荷台数は前年同期比2.1倍の669万台だった。

[2]アルファベット純利益2.6倍、広告好調で3割増収 YouTubeは5割増

米グーグルの持ち株会社である米アルファベットは4月27日、2021年1〜3月期の決算を発表した

売上高は前年同期比34%増の553億1400万ドル(約6兆200億円)、純利益は同2.6倍の179億3000万ドル(約1兆9500億円)だった。新型コロナウイルスの影響で20年4〜6月期は上場以来初の減収となったが、3四半期連続で増収を確保した。純利益は四半期ベースで過去最高を更新した。

グーグルの広告売上高は同32%増の446億8400万ドル。このうち主力の検索広告が318億7900万ドルと、同30%増加した。YouTube広告の売上高は同49%増の60億500万ドルで、グーグル広告事業の13%を占めた。

クラウドサービスの売上高は40億4700万ドルで、同46%増加した。クラウドサービスの営業損益は9億7400万ドルの赤字。赤字幅は前年同期の17億3000万ドルから縮小した。

[3]アマゾン、顧客宅ガレージへの置き配、全米5000地域に拡大

画像出典:米Amazon.com
画像出典:米Amazon.com

米アマゾン・ドット・コムは4月27日、ネットで購入した食料品を顧客宅のガレージ内に置き配するサービスを全米5000都市・町に広げると明らかにした

同社が2020年11月に始めたプライム会員向けのサービス。これまでは米国の5都市に限定していた。今後は食料品配達サービス「Amazon Fresh」の提供地域と傘下スーパー「ホールフーズ・マーケット」の宅配地域で利用可能になる。

「Key by Amazon」と呼ぶ置き配サービスの1つで、ガレージ内への配達には専用ハードウエアを設置する必要がある。顧客は、ガレージドア・オープナー(自動開閉装置)に遠隔操作を可能にする専用機器を取り付けておく。アマゾンで商品を購入する際、配達先にガレージを選択。配達時にはアマゾンの配送ドライバーが専用端末を使ってガレージドアを開け、荷物を中に入れ、再びドアを閉めて帰っていく。

専用アプリを使えば、ドアの開閉状況を確認できるほか、遠隔でドアの開閉も行える。別売りの専用カメラを設置すれば配達時の様子をリアルタイムで見たり、保存動画を再生したりできる。

アマゾンはこのほか、玄関ドア内や自動車内、オートロック付きマンションの顧客宅玄関先への置き配サービスも提供している。