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GW前に要チェック「鬼滅」に「ガンダム」に「推しの子」…早くも話題の春アニメ5選

小新井涼アニメウォッチャー
AnimeJapan 2023展示(筆者撮影)

4月からの春クールがスタートし、そろそろ1ヶ月。

まだ初回から数話の放送が終わったタイミングではありますが、今期も早速人々の話題をさらうアニメが続々と登場してきています。

今期の新作アニメはその数ざっと60本以上。

その中でも特に話題となっているのはどの作品で、それらはどのような盛り上がりをみせているのでしょうか。

独断と偏見で選んだ5本を、紹介していきます。

①「機動戦士ガンダム 水星の魔女」Season2

衝撃のSeason1最終回から約3ヶ月。待望のSeason2を迎えた本作が、放送開始と共に早速話題となっています。

不穏ながらも再び始まる学園生活に、またしばらくは血生臭さも遠のくかと思いきや…。次々訪れる容赦のない展開や続々明かされる新たな情報に、毎回視聴者のリアクションや考察も止まりません。

日5(日曜17時)というリアルタイム視聴にもぴったりな時間帯というのもあり、放送と共に、毎週関連ワードもSNSのトレンドを賑わせています。

②「鬼滅の刃」 刀鍛冶の里編

テレビアニメ放送開始四周年を迎えた「鬼滅の刃」。

トレンドの移り変わりも激しい昨今にあり、新作放送・公開の度に変わらぬ熱量を生み出し続ける本作からは、やはり今期も目が離せそうにありません。

放送に先駆け、2月から公開された“ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ”も、今期放送されるエピソードの先行上映的な位置づけにもかかわらず、驚異の興収35億円超えを記録(3月6日時点)。

遅い時間帯での放送にもかかわらず、毎回関連ワードのトレンド入り好調な視聴率をみせるなど、本放送も大きな盛り上がりをみせています。

③「【推しの子】」

アニメ化決定前から原作漫画が話題となっていた本作。

盛り上がりをみせるだろうことは予想されていましたが、実際に放送が始まるやいなや、いまだ次々と新規視聴者が生まれ続けるほどの驚異の広がりをみせています。

1話を視聴したらもう次を追わずにはいられない本編はもちろん、YOASOBIや女王蜂による、ただキラキラなだけじゃない主題歌も大好評。

今後の物語の展開含め、どこまでその盛り上がりが広がっていくのかにも大注目の話題作です。

■春クールといえば…

年度始めということで新作テレビアニメの本数も多い春クールですが、それに加えてこの時期見逃せないのが、GWに向けた新作劇場版アニメの公開です。

残り2本は、GWの鑑賞にもぴったりな、国内外で話題の劇場版作品達を紹介します。

④劇場版「名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)」

  • ※以下重要なネタバレはありませんが、少しでも気になる方はご注意ください

お馴染みの劇場版「名探偵コナン」最新作。昨年の予告時点で既に話題となっていた“灰原哀”や“黒の組織”を巡る物語、お馴染みのキャラクター達の活躍や迫力のアクション、手に汗握るサスペンスに、今年も早速大きな反響が生まれています。

子供だけど大人、大人だけど子供な灰原哀の魅力が詰まった本作はとにかくファン必見。

早くも、歴代最高興行収入97億円超えを記録した前作「ハロウィンの花嫁」を抜くロケットスタートを切り、大台の興収100億円突破如何にも注目が集まるところです。

⑤「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」

最後は日本国内では今週末公開となる映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」。

実は本作も、日本に先駆け公開された国外で早速大きな話題を呼んでいる注目作です。

アメリカでは公開されるやいなや、全米初登場No.1を記録。のみならず、ワールドワイドでのオープニングも、アニメーション映画史上最大規模の成績を記録したことが報じられています。

少し話は逸れますが、同時期にアメリカでは、ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のテーマ曲“Super Mario Bros. theme”が、ジョン・レノンやマドンナの楽曲などと共に、ゲーム音楽としては初めて議会図書館(the Library of Congress)によるナショナルレコーディングレジストリ(National Recording Registry)に登録されたことが話題にも…。

世界で数々の歴史的快挙を遂げ、いよいよ日本での凱旋となる本作がどのような話題を生むのか、公開前から早くも注目の一本です。

上記をはじめ、まだまだここでは紹介しきれないほどの魅力的な作品達が目白押しの春アニメ…。

今からでも数話ほどで追いつけるこのタイミングに、連休などを使ってぜひお気に入りの作品を探してみてください。

アニメウォッチャー

北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院博士課程在籍。 KDエンタテインメント所属。 毎週約100本以上(再放送、配信含む)の全アニメを視聴し、全番組の感想をブログに掲載する活動を約5年前から継続しつつ、学術的な観点からアニメについて考察、研究している。 まんたんウェブやアニメ誌などでコラム連載や番組コメンテーターとして出演する傍ら、アニメ情報の監修で番組制作にも参加し、アニメビジネスのプランナーとしても活動中。

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