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本日からの「Anime Japan 2021」オンライン、10分で分かる参加方法ざっくり解説

小新井涼アニメウォッチャー
(写真:PantherMedia/イメージマート)

年に1度の大型アニメイベント「Anime Japan 2021」が、いよいよ本日3月27日から開催されます。

昨年2020年は新型コロナウィルスの影響で中止になったため、実に2年ぶりの開催となる今年は、感染状況を鑑みて、当初予定していた開催形態から初の完全オンラインでの開催へと変更になりました。

とはいえ内容としては、ステージイベントなどがたっぷり全67プログラム、出展企業や出展作品数も土日2日間※で巡りきるのは難しいくらいの、オンラインのみでも充実したラインナップとなっています。※一般参加が可能なのは土日のパブリック

しかし中には情報が多すぎて、『参加には絶対チケットが必要なの?』『無料配信もあるの?』『気になる作品や声優さん関連の配信やグッズはどこを探せばいいの?』…と、初のオンライン開催に勝手が分からず、まだ参加を迷っているかたもいるかもしれません。

今年の「Anime Japan」ではどこでどんなことが行われ、そこにはどのように参加することができるのでしょうか。

主な配信はざっくり分けて3種類

「Anime Japan2021」のメインとなる配信は、大きく分けて以下の3種類となっています。

 ●AJステージ【要・オンライン視聴チケット】

 ●AJスタジオ【要・オンライン視聴チケット】

 ●各出展社の配信・展示・通販など【基本無料】

共通のオンライン視聴聴チケットが必要なのは、AJステージ/AJスタジオの2つです。

それぞれの特徴と視聴・参加方法をみてみましょう。

AJステージ【要・オンライン視聴チケット】

AJステージでは、RED/GREEN/BLUEの3種類のステージにて、ライブやトークイベント、アニメの情報発表などが行われます。※ライブが行われるのはREDステージのみ

 →無限大REDステージタイムテーブル (「キラッとプリ☆チャン」ステージなど)

 →繋GREENステージタイムテーブル (「鬼滅の刃」「呪術廻戦」ステージなど)

 →永久BLUEステージタイムテーブル (「進撃の巨人」ステージなど)

これらは、リアルイベントでは各公演抽選チケット制で開催されていたRGBステージにあたるもの。今回はそれが、土日各日/もしくは2日間通しのオンライン視聴チケットを購入した”全員”が、土日それぞれ/もしくは両日の”全プログラム”を視聴可能であることと、それらが一部を除き、当日23:59まで”アーカイブ視聴できる”ことが特徴です。

AJスタジオ【要・オンライン視聴チケット】

同じオンライン視聴チケットで参加可能なAJスタジオでは、これまでリアルイベントでも開催されていた「アニメ化してほしいマンガランキング」やアニメ制作過程の紹介How to コスプレといった主催施策や、アニメ情報の発表などの配信が行われます。

 →AJスタジオタイムテーブル

こちらの視聴も、土日各日/もしくは2日間通しのオンライン視聴チケットがあれば、土日それぞれ/もしくは両日全プログラムの視聴が可能です。

これらAJステージ/AJスタジオは、チケットページの手順に従いチケット購入後、当日パソコン・スマートフォンのブラウザにて視聴が可能となります。

土日どちらか一方と、2日間通しのチケットのどれを買うかは、「AJステージ」と「AJスタジオ」のタイムテーブルをみて、視聴したいプログラムの重なり具合などを目安にすると決めやすそうです。

各出展社の配信・展示・通販など【基本無料】

上記の他にも、基本的に誰でも視聴可能な、配信や新作グッズの通販、バーチャル展示会などが、YouTubeなどの各種プラットフォームや各出展社の特設サイトにて行われます。こちらはリアルイベントでの出展ブースにあたるものです。参加には、上記オンライン視聴チケットの購入は必要ないので、試しにどんな配信が行われているのか覗いてみたいという方も気軽に参加できます。

 →出展社配信スケジュール

 →出展社特設サイト

こちらでも2日間共に、様々な作品の配信やグッズ販売が予定されているので、『気になる作品や声優さん関連の配信やグッズはどこを探せばいいの?』と迷っていた方は、AJステージやAJスタジオだけでなく、こちらの内容も一度チェックしてみると、お目当てのものが見つかるかもしれません。

こちらは上記スケジュールに合わせて、配信毎にYouTubeなどの各種プラットフォームや各出展社の特設サイトから、参加が可能となっています。

オンラインというチャンスを活かして…

今回は初のオンライン開催ということで、今まで遠方で/時間が合わず参加が難しかった人にとっては、参加のハードルが下がり、自宅から気軽に「Anime Japan」を覗くことができるチャンスでもあります。

しかし同時に“世界最大級のアニメイベント”だけあり、オンラインに場所を移しても情報は膨大で、参加方法が様々だったり、お目当てのものを探し出すのもなかなか大変です。

まずは上記、大きく分けて3つのメイン配信の中から、自分はどれになら参加が可能か、各タイムテーブルで気になる作品や好きな声優さんを探しながら、参加を検討してみるのもいいかもしれません。

気になるけどこれまで参加できなかった人や、最近アニメに興味を持ち始めた人も、2年ぶりとなる世界最大級のアニメの祭典を、この機会にぜひ覗いてみてください。

アニメウォッチャー

北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院博士課程在籍。 KDエンタテインメント所属。 毎週約100本以上(再放送、配信含む)の全アニメを視聴し、全番組の感想をブログに掲載する活動を約5年前から継続しつつ、学術的な観点からアニメについて考察、研究している。 まんたんウェブやアニメ誌などでコラム連載や番組コメンテーターとして出演する傍ら、アニメ情報の監修で番組制作にも参加し、アニメビジネスのプランナーとしても活動中。

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