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35試合連続出塁中の大谷翔平は歴代日本人メジャーリーガー6位。大谷よりも上なのはイチローと誰?

三尾圭スポーツフォトジャーナリスト
35試合連続出塁中の大谷翔平(写真:KIYOSHI MIO/USA TODAY)(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 4月14日(日本時間15日)のレッドソックス戦で4打数1安打1四球を記録して、連続試合出塁記録を35試合に伸ばしたエンゼルスの大谷翔平。

 35試合は日本人メジャーリーガーとして歴代6位の記録だが、大谷よりも記録が上の選手が2人いる。

 1人はもちろん安打製造機のイチローで、日本人歴代最多となる43試合を始め、1位から4位までを独占している。

 そして、5位にランクインするのは松井秀喜。ヤンキース時代の2005年に36試合連続出塁を記録した。

歴代日本人メジャーリーガー連続試合出塁記録

1位:イチロー(マリナーズ)43試合、2009年

2位:イチロー(マリナーズ)40試合、2004年

3位タイ:イチロー(マリナーズ)38試合、2004年

3位タイ:イチロー(マリナーズ)38試合、2001年

5位:松井秀喜(ヤンキース)36試合、2005年

6位:大谷翔平(エンゼルス)35試合、2022~23年(継続中)

 日本人選手歴代最長となる43試合連続出塁を記録した2009年のイチローは、43試合中41試合でヒットを放ち、その間は打率.374、出塁率.417を記録。

 MLB記録となる年間262安打を記録した2004年には4月29日から6月13日まで40試合連続で出塁すると、6月30日から8月12日までにも38試合連続出塁を記録。

 そして、メジャー1年目だった2001年にも開幕直後の4月22日から38試合連続で出塁して、アメリカのファンに大きなインパクトを与えた。

 日本人選手が25試合以上連続で出塁したケースは合計11度あるが、松井秀と大谷が1度づつ記録した以外の9度は全てイチローが達成している。

 2005年の松井秀は36試合で11本塁打、二塁打も11本で36打点と長打を打ちながら出塁を続けた。この間の打率は.409で、出塁率.480。出塁率と長打率を足したOPSは驚異の1.223とモンスター級の数字を残した。

 日本人選手が30試合以上連続したのは7度あるが、出塁率が4割を切っているのは今回の大谷だけ(.390)。それだけギリギリの中で記録を継続している大谷は、どこまで記録を伸ばせるのか?

 ちなみに大谷の指揮官であるフィル・ネビン監督は、現役だった2000年にイチローを上回る49試合連続出塁を記録している。

 

スポーツフォトジャーナリスト

東京都港区六本木出身。写真家と記者の二刀流として、オリンピック、NFLスーパーボウル、NFLプロボウル、NBAファイナル、NBAオールスター、MLBワールドシリーズ、MLBオールスター、NHLスタンリーカップ・ファイナル、NHLオールスター、WBC決勝戦、UFC、ストライクフォース、WWEレッスルマニア、全米オープンゴルフ、全米競泳などを取材。全米中を飛び回り、MLBは全30球団本拠地制覇、NBAは29球団、NFLも24球団の本拠地を訪れた。Sportsshooter、全米野球写真家協会、全米バスケットボール記者協会、全米スポーツメディア協会会員、米国大手写真通信社契約フォトグラファー。

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