2019年に全米大学アメフト王者に輝いたルイジアナ州立大学(LSU)。そのメンバーたちが先週末に大活躍をみせた。

 クオーターバックのジョー・バロウは、2020年のNFLドラフト全体1位指名でシンシナティ・ベンガルズに入団。翌21年のNFLドラフトでは、LSUでバロウとホットラインを形成していたワイドレシーバーのジャマール・チェイスをベンガルズが1巡目全体5位で指名。大学時代に続き、NFLでもコンビを組んだバロウとチェイスは、昨季まで5シーズン連続で負け越していたベンガルズを躍進させ、チームをプレイオフに導いた。

 1月15日(日本時間16日)に行われたプレイオフのラスベガス・レイダース戦でもバロウとチェイスは活躍して、ベンガルズに31年ぶりとなるプレイオフでの勝利をもたらした。

ベンガルズに31年振りとなるプレイオフでの勝利をもたらしたジョー・バロウ
ベンガルズに31年振りとなるプレイオフでの勝利をもたらしたジョー・バロウ写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 バロウとチェイスが勝利を手にした前日の14日(日本時間15日)、LSUで一緒に全米王者を勝ち取ったジャコリ・サベージが総合格闘家としてのプロ・デビュー戦を白星で飾った。

 LSUではバロウを守るオフェンシブ・ラインとしてプレーしたサベージは、バロウやチェイスのようにプロ選手としてアメフトを続ける道ではなく、総合格闘家に転身。

 大学時代は身長198センチ、133キロの巨体を武器としたが、格闘家になってからは118キロまで身体を絞り上げた。

 サベージが戦った舞台は中小団体の『レガシー・ファイティング・アライアンス』(LFA)。UFC史上、最強の王者と呼ばれるアンデウソン・シウバや、リョート・マチダが所属していた強豪ジム『ブラック・ハウス』を創立したエド・ソアレスがLFAのトップを務めている。

 現在、UFCのフライ級王者で、UFC初のメキシコ人チャンピオンでもあるブランドン・モレノは元LFA王者であり、LAFで実績を積んで、世界最高峰の総合格闘技団体であるUFCに移籍していく選手は多い。LFAの大会は『UFCファイトパス』(UFCのサブスクリプション・サービス)で配信されており、両団体は友好関係にある。

 アマチュアの試合で4連勝、4KOだったサベージは、テキサス州ダラスで行われたLFA121でプロ・デビュー戦を飾ると、デビュー戦とは思えないパワフルな試合運びで1ラウンドKO勝ちを収めた。

 LSU時代の監督だったエド・オルジェロン監督は、マイアミ大学でコーチを務めていたときに、『ザ・ロック』ことドゥエイン・ジョンソンを育て上げた実績を誇る。

 全米王者に輝いた直後の2020年NFLドラフトでは、全体1位指名のバロウを筆頭に、実に14名ものLSU選手がドラフト指名を受けている。

 バロウやチェイスはNFLでもスター街道を邁進しているが、サベージもMMAの世界でトップに立つことを目標に励んでいる。