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本塁打と三振は紙一重?! 日本人メジャーリーガー最多本塁打の大谷翔平、日本人最多三振も更新ペース

三尾圭スポーツフォトジャーナリスト
日本人新記録となる32号本塁打を放った大谷翔平(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)が2004年に作った日本人メジャーリーガー最多本塁打記録の31本を前半戦だけで更新した大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)。シーズン86試合目で早々と記録を塗り替えた大谷だが、もう1つの日本人メジャーリーガー最多記録も大幅に塗り替えそうだ。

 それはシーズン最多三振記録。大谷はここまで98三振を喫しているが、これは日本人メジャーリーガー歴代11位タイに入ってくる。

 松井秀が31本塁打を放った04年は103三振で、こちらは歴代9位。ちなみに、この04年には「リトル松井」こと松井稼頭央(ニューヨーク・メッツ)も歴代13位の97三振を記録している。

 日本人メジャーリーガーのシーズン最多三振は131。この記録を持つのは、松井秀ではなく、岩村明憲(タンパベイ・レイズ)。歴代2位タイの114三振も岩村によるものだ。

 松井秀が103三振を記録した04年には、前年の03年に自身が記録した86三振を更新する新記録だったが、翌05年に井口資仁(シカゴ・ホワイトソックス)が114三振で記録を更新。07年に114三振で記録に並んだ岩村が、翌08年に131三振で大幅に更新し、10年以上も記録を保持している。

日本人メジャーリーガー シーズン最多三振トップ10

1位:岩村明憲(レイズ) 131三振 2008年

2位タイ:岩村明憲(デビルレイズ) 114三振 2007年

2位タイ:井口資仁(ホワイトソックス) 114三振 2005年

4位:福留孝介(カブス) 112三振 2009年

5位タイ:大谷翔平(エンゼルス) 110三振 2019年

5位タイ:福留孝介(カブス、インディアンズ) 110三振 2011年

5位タイ:井口資仁(ホワイトソックス) 110三振 2006年

8位:福留孝介(カブス) 104三振 2008年

9位:松井秀喜(ヤンキース) 103三振 2004年

10位:大谷翔平(エンゼルス) 102三振 2018年

 89試合で98三振の大谷は、シーズン162試合だと178三振となり、岩村の記録を40以上も上回る。

 1試合で1つ以上のペースで三振を喫している大谷。記録的なペースでホームランを量産しているだけに、三振は避けて通れない道なのかもしれない。

 ちなみにバリー・ボンズ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)がメジャー記録のシーズン73本塁打を放った2001年に喫した三振は93個。アメリカン・リーグ記録の61本塁打を記録したロジャー・マリス(ヤンキース)は67三振で、ベーブ・ルース(ヤンキース)が60本塁打を放った1927年は89三振だった。

 60本塁打以上を放ったシーズンでの最多三振はサミー・ソーサ(シカゴ・カブス)が66本塁打を放った1998年と63本の99年に記録した171三振となっている。

 シーズン50本塁打以上だと、2017年に52本塁打を打ったアーロン・ジャッジ(ヤンキース)の208三振が最多だ。

スポーツフォトジャーナリスト

東京都港区六本木出身。写真家と記者の二刀流として、オリンピック、NFLスーパーボウル、NFLプロボウル、NBAファイナル、NBAオールスター、MLBワールドシリーズ、MLBオールスター、NHLスタンリーカップ・ファイナル、NHLオールスター、WBC決勝戦、UFC、ストライクフォース、WWEレッスルマニア、全米オープンゴルフ、全米競泳などを取材。全米中を飛び回り、MLBは全30球団本拠地制覇、NBAは29球団、NFLも24球団の本拠地を訪れた。Sportsshooter、全米野球写真家協会、全米バスケットボール記者協会、全米スポーツメディア協会会員、米国大手写真通信社契約フォトグラファー。

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