6月24日に敵地でロサンゼルス・ドジャースと戦ったシカゴ・カブスが、4人の投手による継投無安打無得点試合を達成した。

 カブスの先発投手は、昨オフにダルビッシュ有との交換で加入したザック・デイビーズ。

 初回に2つの四球を与えて、イニングを終えるのに24球を要したデイビーズ。4回まで毎イニングで四球の走者を許したが、ヒットは許さない粘りの投球をみせた。

 6回までノーヒットノーランを続けたが、3点リードの7回表の攻撃で、無死走者1、3塁の場面で打順が回ってきて、ノーヒッターを継続中にも関わらず代打を送られた。デイビーズの投球数は94球だった。

ノーヒットノーランを継続中の7回表の攻撃で代打を送られ、ベンチで笑顔を見せるザック・デイビーズ(写真:三尾圭)
ノーヒットノーランを継続中の7回表の攻撃で代打を送られ、ベンチで笑顔を見せるザック・デイビーズ(写真:三尾圭)

 デイビーズが降板した後は、ライアン・テペラが7回、アンドリュー・チェイフィンが8回、そして最終回は守護神のクレイグ・キンブレルが登板。3投手はそれぞれ四球で走者を出しながらも、ドジャース打線を無安打に抑えて、ノーヒットノーランを達成。

 最後を締めたキンブレルは、「最後のアウトまで、記録は知らなかった。(捕手の)コントラレスが喜びながらマウンドに走ってきたので、なにごとかと驚いた」と明かした。

 メジャー史上312回目となるノーヒッターだが、8四球は史上4位タイ。ノーヒットノーランでの最多四球は1976年にシカゴ・ホワイトソックスが継投で記録した11個。

 カブスの球団史上17度目のノーヒットノーランだったが、継投によるノーヒッターは球団史上初めて。17度のノーヒッターはメジャーのチームとしては4番目に多く、メジャー最多はこの日の相手を務めたドジャースの23回。同じシカゴにフランチャイズを置くホワイトソックスはアメリカン・リーグ最多となる20回のノーヒッターを記録している。

 また、メジャーリーグ全体では今季7度目の無安打無得点試合。これは、1900年以降の近代野球では1990年、91年、 2012年、15年に並ぶ歴代最多タイ記録。オールスターゲームを前にシーズン前半戦で、近代野球の歴代最多記録に並んでしまった。ちなみに1900年以前を含めた歴代最多は1884年の8回だが、このときはマウンドからホームまでの距離が今とは違っていた。

昨季の覇者、ドジャースを相手に6回を投げて無安打無得点、5四球、4奪三振と好投したザック・デイビーズ(写真:三尾圭)
昨季の覇者、ドジャースを相手に6回を投げて無安打無得点、5四球、4奪三振と好投したザック・デイビーズ(写真:三尾圭)