スーパースターでも特別扱いは一切なし トム・ブレイディが自主トレ中の公園から追い出される

自主トレ中に公園から追い出されたトム・ブレイディ(三尾圭撮影)

 新型コロナウイルスに感染防止のためにアメリカの多くの街では外出禁止令が出ているが、この非常事態ではスーパースターも特別扱いはされない。

 このオフにタンパベイ・バッカニアーズへフリーエージェント移籍してきたトム・ブレイディは、タンパで最も歓迎されているスポーツ・セレブリティだが、閉鎖中の公園でトレーニングしていたのが見つかり、公園から追い出されてしまった。

 タンパ市のジェーン・キャスター市長は「感染拡大防止のために、市内の公園は閉鎖しており、警備員が見回りをしています。ダウンタウンにある公園で一人の男性がトレーニングをしていたのを警備員が見つけたので注意しに行ったところ、その人はトム・ブレイディでした」と4月20日(日本時間21日)の会見で明らかにした。

 タンパ市は公式ツイッター上でもこの一件を取り上げて「トム・ブレイディ、ごめんなさい。タンパ公園管理部はあなたと市民たちをとびきりの笑顔と共に公園で出迎えられる日を心待ちにしています。それまでは、感染者数を表す曲線をなだらかにするために、できるだけ家に留まって安全に過ごしてください」とのメッセージを発信した。

 またCNNの第一報では「ブレイディが検挙された」との見出しが出て、それを翻訳した日本の記事でも「米NFLのスターQBブレイディ選手を検挙、閉鎖中の公園でトレーニング」との見出しでニュースが報じられたが、これは誤報。CNNは「sighted(見つかる)」を「cited(召喚される)」と間違えたもので、タンパ市もバッカニアーズもブレイディが検挙されたのは事実ではないと否定。ブレイディは違反切符を切られてもいないし、罰金も命じられていない。CNNの英語版は記事のタイトルを訂正した

 ブレイディはタンパ市内に在るデレク・ジーターの豪邸を借りて住んでおり、今後は広大な敷地を持つ豪邸内でトレーニングすることになるのだろう。