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NFLコミッショナーにブーイングを浴びせてコロナ被害のチャリティに協力

三尾圭スポーツフォトジャーナリスト
NFLのロジャー・グッデル・コミッショナー(三尾圭撮影)

 今週はNFLの新人ドラフトが開催される。

 NFLのドラフト会場には数万人の熱心なファンが訪れ、コミッショナーのロジャー・グッデルが壇上に登場すると大ブーイングを浴びせるのが『お約束』となっている。

 今年のドラフトはラスベガスの名物、ベラージオホテル前の噴水が上がる池の上にステージを設置して、ド派手に行う予定だった。

 しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、ラスベガスでのドラフト開催は中止となり、全てをオンライン上で行うバーチャル・ドラフトへ変更になった。

 コミッショナーが大勢の前に姿を現す数少ない機会を奪われ、ブーイングをする機会も奪われたファンに救いの手が差し伸べられた。

 NFLの公式スポンサーである「バドライト」はテレビでドラフトを観戦するファンがスクリーン上のコミッショナーに向かってブーイングする度に寄付金を払うと約束した。

 ファンはブーイングした動画を#BooTheCommishのハッシュタグを付けて、バドライトの公式ツイッター宛に投稿すると、バドライトは1件につき1ドル(約110円)をチャリティ団体に寄付をする。バドライトは最大50万ドル(約5500万円)までの寄付金を約束しているので、ファンは自宅から思う存分にコミッショナーへブーイングを浴びせることができる。

 集まったお金は、米国赤十字やユナイテッド・ウェイなど新型コロナウイルスの影響で経済的、身体的に苦しんでいる人たちを助ける6つの団体に捧げられる。

スポーツフォトジャーナリスト

東京都港区六本木出身。写真家と記者の二刀流として、オリンピック、NFLスーパーボウル、NFLプロボウル、NBAファイナル、NBAオールスター、MLBワールドシリーズ、MLBオールスター、NHLスタンリーカップ・ファイナル、NHLオールスター、WBC決勝戦、UFC、ストライクフォース、WWEレッスルマニア、全米オープンゴルフ、全米競泳などを取材。全米中を飛び回り、MLBは全30球団本拠地制覇、NBAは29球団、NFLも24球団の本拠地を訪れた。Sportsshooter、全米野球写真家協会、全米バスケットボール記者協会、全米スポーツメディア協会会員、米国大手写真通信社契約フォトグラファー。

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