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打撃不振の大谷翔平、「自分のスイングができていない」と苦しみを告白

三尾圭スポーツフォトジャーナリスト
同点の8回裏無死1、2塁のチャンスで代打で起用され、打席に向かう大谷翔平

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は8月31日(日本時間9月1日)に本拠地のエンゼル・スタジアムで行われたボストン・レッドソックス戦で、7試合ぶりに先発を外れてベンチスタートとなった。

 延長15回の熱戦となった30日(日本時間31日)のレッドソックス戦では8打数無安打、メジャー2年目で初となる4三振を喫した。打席でタイミングが合っておらず、打撃不調に苦しんでいるのは明らかであり、31日はスタメンを外されて休養を与えられた。

 4-4と同点で無死走者1、2塁とチャンスの場面で代打として名前を呼ばれた。

 マウンドには2017年に広島カープでプレーしたライアン・ブレイシア。この試合、一番の大歓声に迎えられながら打席に入った大谷だが、またしてもタイミングが合わずに空振り三振に終わった。

打撃不振でスタメンを外れて、浮かない表情でベンチから試合を眺めるエンゼルスの大谷翔平(三尾圭撮影)
打撃不振でスタメンを外れて、浮かない表情でベンチから試合を眺めるエンゼルスの大谷翔平(三尾圭撮影)

 大谷の打撃不振はかなり深刻なようで、9月1日(日本時間2日)のレッドソックス戦でも2試合連続のベンチ待機。ブラッド・オースマス監督は、「最近は打撃に苦しんでいるので、2日続けて休ませた」と大谷に休養を与えた理由を説明。

 代打で出場した1日の打席では四球を選んで、13打席ぶりに塁には出たが、大谷のバットから快音が聞こえることはなかった。

 「自分のスイングができていない」と口にした大谷が、「納得できるアウトが少ない」と言うように、ここ最近の大谷の打席は内容が良くない。

 30日以降の9打席では無安打とヒットが出ていないだけでなく、空振り三振を5度も喫している。残りの打席も内野ゴロで打球を外野に飛ばすことさえできていない。

 8月を終えての大谷の成績は打率.289、16本塁打、54打点。

 今季は前半を打率.303、14本塁打、38打点で折り返して、シーズン30本塁打超えの期待も高まったが、後半はここまで打率.271、2本塁打、16打点とホームランを打てていない。

 昨季は9月に打率.310、7本塁打、18打点と大暴れしただけに、早めにスランプを脱出して、大谷本来の豪快な打撃を見せてもらいたい。

スポーツフォトジャーナリスト

東京都港区六本木出身。写真家と記者の二刀流として、オリンピック、NFLスーパーボウル、NFLプロボウル、NBAファイナル、NBAオールスター、MLBワールドシリーズ、MLBオールスター、NHLスタンリーカップ・ファイナル、NHLオールスター、WBC決勝戦、UFC、ストライクフォース、WWEレッスルマニア、全米オープンゴルフ、全米競泳などを取材。全米中を飛び回り、MLBは全30球団本拠地制覇、NBAは29球団、NFLも24球団の本拠地を訪れた。Sportsshooter、全米野球写真家協会、全米バスケットボール記者協会、全米スポーツメディア協会会員、米国大手写真通信社契約フォトグラファー。

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