Yahoo!ニュース

乃木坂46、斎藤ちはるインタビュー第3弾:「NFLを現地で取材したい!」

三尾圭スポーツフォトジャーナリスト
芸能界きってのアメフト好きとして知られる乃木坂46の斎藤ちはる(三尾圭撮影)

乃木坂46の斎藤ちはるインタビュー第3弾。

斎藤ちはるインタビュー第1弾:乃木坂46、斎藤ちはるがスーパーボウルを語る

斎藤ちはるインタビュー第2弾:斎藤ちはるが語るアメフトと乃木坂46の共通点

今回は今年1月に発売されたアンダーメンバーによるアルバムについて、そして今年の目標を語ってもらった。

アメフト・アイドルとしての地位を確立した彼女の次なる目標は?

――1月10日にアンダーだけのアルバム『僕だけの君~Under Super Best~」が発売されましたが、アルバムを出したことでアンダーメンバーたちに変化はありましたか?

斎藤:メンバーの心境の変化は分かりませんが、アルバムを出せて、皆に認められる存在になれたのはそれぞれの自信になったと思います。アンダーライブが始まったときと同じくらい、自分たちが存在していいんだ、認められるような存在になれたと感じられたのがアルバム発売でした。

――握手会でのおまけ的イベントとして始まったアンダーライブが、日本武道館を満員にするまでに成長して、日本全国に出て行って熱いライブをファンに届けています。アンダー・アルバムも発売週に10万枚を売り上げ、オリコン週間ランキング1位と堂々たる数字を出しましたが、これは大きな自信になっていますよね?

斎藤:正直、1位になれるかどうかも不安で、まさか1週間で10万枚もいけるなんて思ってもいませんでした。私たちもびっくりしましたし、ファンの方々もびっくりされたと思います。皆を驚かせられる存在になれたのは、自信になりました。

乃木坂46のアンダー・アルバムは初動で10万枚以上を売り上げ、斎藤ちはるも「自信になりました」と語る(三尾圭撮影)
乃木坂46のアンダー・アルバムは初動で10万枚以上を売り上げ、斎藤ちはるも「自信になりました」と語る(三尾圭撮影)

――ちはるさんにとって選抜はどういう意味を持っていますか?

斎藤:少し前までは絶対に選抜にならないといけないと思っていましたが、今は選抜だけにこだわり過ぎて、自分が見えなくなってしまうことの方が嫌だなと気付くようになり、自分が今なにをすべきなのかを分かって、それを実行できれば、選抜という形ではなくても、自分の思うべき道に進めると思います。選抜はそんなに固執はしていなく、なるべきときになるものだと思いますし、なれれば嬉しいです。自分が自信を持って歌える表題曲があるのは嬉しいものなので、そういう面では選抜になりたい気持ちはあります。

――選抜メンバーはシングル表題曲を歌い、テレビやイベントに出る機会も多いですが、それと同時に、乃木坂46のメンバーたちは選抜、アンダーに関わらず個人での仕事も充実していますよね。ちはるさんは昨年元旦のブログで、「アメフトの仕事をする」、「ミステリーハンターになる」、「仕事で海外に行く」との具体的な目標を挙げましたが、これらの目標を見事に達成しました。そこは自分でどう評価していますか?

斎藤:自分がやりたかったお仕事を実現できるのは本当にこの仕事をしていて良かったなと思える瞬間であり、それを1年の間に実現できたのはとても嬉しいことでした。でも、嬉しいだけで終わらせてはいけないので、それを次に繋げられるように実力を付けていかなくてはいけないですし、もっと色んなお仕事ができるように、一つ一つのお仕事をちゃんとしていきたいです。次も仕事をお願いしたいなと思われるような存在になりたいです。

――ちはるさんが目標に挙げた仕事ができたのはちはるさんが頑張ってきたからですけど、ファンの方たちからの後押しも大きかったのでは?

斎藤:自分だけの力でいろんなお仕事ができているとは思ったことはなく、たくさんの人たちの支えがあってこその私だと思っているので、応援してくれているファンにはいつも感謝しています。例えば、『世界ふしぎ発見』のホームページにわざわざアクセスして、「また斎藤ちはるをお願いします」と定期的に送ってくれているとか、そういうファンの方の地道な努力を知っているだけに、本当に私のためにたくさんの人が応援してくれて、大切な時間を割いてまで、いろんな仕事をして欲しいからという理由でアンケートとかに協力してくださっている話を握手会とかで聞くと嬉しいですし、もっと頑張らないといけないなと改めて思わされます。

「応援してくれているファンにはいつも感謝しています」とファンに感謝する斎藤ちはる(三尾圭撮影)
「応援してくれているファンにはいつも感謝しています」とファンに感謝する斎藤ちはる(三尾圭撮影)

――二十歳になった去年は、乃木坂46に入ってからの7年間で最も充実して飛躍できた年でしたか?

斎藤:自分がやりたかったお仕事もたくさんできましたし、ライブの面でも歌とかダンスにフューチャーしていただいたり、トークを任せてもらったりして、自分が色々と挑戦できた1年でした。数をこなすことで経験値も上がりましたし、自分の中に余裕も生まれてきました。余裕を持てたことで空回りせずに、良い方向に行けてると思ったので、今までよりも充実してました。

――アイドル活動だけではなく、明治大学の3年生として演劇学を専攻していますよね。大学で学んだことをライブに反映する機会はありますか?

斎藤:学んでいることが実技ではないので、なかなか体現できる機会はあまりないのですが、時間の使い方は上手になりました。アンダーライブだけでなく、普段の仕事との両立も、今なにをすべきなのかが分かるようになり、授業やレポート、ライブの練習などの兼ね合いもあるので、この時間にはなにをしなくてはいけないのかと優先順位を考えて行動しています。

――大学で学んだことで、アイドルだけをやっているよりも視野が大きく広がり、人間としても大きく成長していると思いますが、大学生とアイドルを両立させて良かったと思う点は?

斎藤:乃木坂だけにいたら1つのことしか見えていなかったことが多かったと思うのですけど、大学に行っていろんな授業で学んだり、先生に会ったり、友達と話していたりすると、1つだけの世界だけでなく、いろんな世界で活動している人がたくさんいることを改めて気づけたので、大学に行って本当に視野が広がって、いろんなことに挑戦できました。

――2017年は充実した年でしたが、2018年はどのような年にしたいですか?

斎藤:学校もほぼ毎日だったので、なにもないオフがほとんどありませんでした。オフの時間をうまく使って、たくさん映画を観に行ったり、ちょっとした旅行に出掛けたり、自分自身の視野を広げられる1年にしたいので、いろんなことに目を向けて、いろんなことを感じて、今後の人生とか仕事に繋げられるようにしながら、自分自身と向き合える時間を作りたいです。

アンダーライブを通してライブが好きなことを実感したので、大きなステージでライブをしたり、海外で活動もしてみたいです。メンバー全体でも個人でも、海外やいろんな場所でお仕事をしたいです。

――乃木坂46として、今年は海外に出ていく姿勢が伺えますね。

斎藤:メンバー全体だけでなく、一人ひとりが海外でも通用する乃木坂だと証明できればすごいなと思うので、それをできる1年にできたらなと思います。

――海外に出たいという気持ちがあるならば、アメフトやNFLに詳しいのは大きな武器になるのでは?

斎藤:そうですね。アメリカ以外の国にはアメフトの魅力を知らない人もたくさんいるので、それを広めていきたいですし、アメリカでは現地でNFLを取材できたらいいなと思います。もっといっぱい勉強して、海外でも取材できるようになりたいです。

――去年は年始めに具体的な目標をブログに書いて明らかにした上で、その目標を達成しました。今年もアメリカでNFLを取材したいと宣言して、叶えてください。

斎藤:はい。NFLを現地で取材できるように頑張ります!

今シーズンのNFL王者を決めるスーパーボウルはジョージア州アトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアムにて開催されるが、その現場で取材するのが斎藤ちはるの目標だ(三尾圭撮影)る
今シーズンのNFL王者を決めるスーパーボウルはジョージア州アトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアムにて開催されるが、その現場で取材するのが斎藤ちはるの目標だ(三尾圭撮影)る

取材協力:乃木坂46LLC

=====================

乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2018〜中部シリーズ〜開催

<日程・場所>

5/15(火)新潟県:新潟県民会館 大ホール

5/16(水)石川県:本多の森ホール

5/17(木)18(金)愛知県:名古屋国際会議場 センチュリーホール

5/19(土)20(日)静岡県:富士市文化会館 ロゼシアター 大ホール

=====================

スポーツフォトジャーナリスト

東京都港区六本木出身。写真家と記者の二刀流として、オリンピック、NFLスーパーボウル、NFLプロボウル、NBAファイナル、NBAオールスター、MLBワールドシリーズ、MLBオールスター、NHLスタンリーカップ・ファイナル、NHLオールスター、WBC決勝戦、UFC、ストライクフォース、WWEレッスルマニア、全米オープンゴルフ、全米競泳などを取材。全米中を飛び回り、MLBは全30球団本拠地制覇、NBAは29球団、NFLも24球団の本拠地を訪れた。Sportsshooter、全米野球写真家協会、全米バスケットボール記者協会、全米スポーツメディア協会会員、米国大手写真通信社契約フォトグラファー。

三尾圭の最近の記事