斎藤ちはるが語るアメフトと乃木坂46の共通点

アメフトと乃木坂46の共通点を語る斎藤ちはる(三尾圭撮影)

 インタビュー第一弾ではスーパーボウルに関して熱く語ってくれた乃木坂46の斎藤ちはる。

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 応援したニューイングランド・ペイトリオッツの連覇は惜しくもならなかったが、彼女の予想通りにイーグルスが先制して、ペイトリオッツが追いかける試合展開となった。最後のプレーまで目が離せない大熱戦となり、敗れはしたがペイトリオッツのトム・ブレイディはスーパーボウル新記録となる505ヤードをパスで稼ぐ活躍も見せた。

  そんなアメフト大好きアイドルの21歳の誕生日に掲載するインタビュー第2弾では、父親が現役QBとしてXリーグでプレーし、子供の頃からアメフトに親しんでいた斎藤ちはるに、アメフトと乃木坂の共通点について語ってもらった。

 

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――ちはるさんが応援しているトム・ブレイディ選手はドラフト時には大した期待も受けずに、6巡目下位指名された選手でしたが、そこから不撓不屈の努力を積み重ねてNFLの頂点に立ちました。努力と実力で下から這い上がってきたブレイディ選手の姿は、乃木坂46の中で選抜入りを目指すちはるさんにとって励みとなるのではないですか?

斎藤ちはる:アメフトを続ける年齢にしてはかなり上であっても負けないで、誰よりも勝ちたいという強い気持ちを持って戦っている姿を見て、諦めない力と勇気をもらいました。6巡目から誰もが認めるナンバー1になれたのも、誰よりも努力を続けてきたからだと思うので、ブレイディ選手を見ていて、私も努力を続けられる人にならないといけないと思わされました。

乃木坂46のメンバーは誰しもが努力を続けてきたが、斎藤ちはるも周りのメンバー以上に努力を積み重ねてきた。

乃木坂46のメンバーたちは、シングルが発売される度に選抜メンバーとアンダーメンバーに分けられ、テレビやイベント出演などはシングル表題曲を歌う選抜メンバーが中心となるが、彼女は一期生の中で最後に選抜を経験したメンバーで、初めての選抜入りを果たしたのは、デビューから2年半が経過した10枚目のシングル「何度目の青空か?」だった。そこから、また3年半は選抜を経験していないが、努力を続けて大好きなアメリカンフットボールの仕事などで活躍している。

大好きなアメリカンフットボールの知識を活かして、アメフトの仕事でも活躍する斎藤ちはる(三尾圭撮影)
大好きなアメリカンフットボールの知識を活かして、アメフトの仕事でも活躍する斎藤ちはる(三尾圭撮影)

――一般的なアメフトのイメージは力と力のぶつかり合いで、ボールを使った格闘技だと思っている方も多いですが、実はパワーやスピードなどの身体能力だけでなく、頭脳的な要素も非常に大切ですし、何よりもチームワークがとても大切なスポーツです。これまでアメフトを親しんできて、ちはるさんの人生やアイドル活動に役立ったことはありますか?

斎藤:う~ん、なんですかね。アメフトは控えの選手たちもチーム内で重要な役割を担っていますよね。急に出番が巡ってきて呼ばれても、すぐに対応できる能力を持っていて、控えだとしても諦めずにずっとチームの一員として先発の選手を応援しつつ、自分も努力して先発の座を狙うのは、選抜とアンダーの関係にも似ていますね。急に呼ばれても対応できる力を持ったメンバーもたくさんいるので、そういう面ではアメフトとアイドルも似ているのかなと思います。

――選抜メンバーが1軍で、アンダーメンバーは2軍と捉えてしまっている方もいますが、選抜とアンダーの両方が揃ってこその乃木坂46であり、どちらかが欠けてしまっても乃木坂46ではないと思います。乃木坂46をあまり知らないアメフト・ファンに先発とアンダーの関係性を説明してもらえますか?

斎藤:アメフトと同じように一人ひとりが輝ける場所があり、先発が持っていないものをアンダーが持っている場合も多いんです。(伊藤)かりん将棋(鈴木)絢音飛行機など色々な個性や趣味を持っていて、それぞれが得意分野で戦っていけるメンバーは多いです。

選抜が得点を取るオフェンスだとしたら、アンダーは地を固めて、攻められないようにするディフェンスです。アンダーは選抜があまり行かない地方に行ってライブをしたりして、地道に守り固めています。

――アメフトでも脚光を浴びるのはオフェンスで、ディフェンスはどうしても地味なイメージがありますが、「チケットを売るのはオフェンスだが、優勝をもたらすのはディフェンスだ」と言うアメフト界の格言があります。昨年度のレコード大賞に選ばれたのも、選抜の力だけでなく、アンダーが日本全国に出て行ってライブをして、着実にファン層を広げた部分も大きいはずです。

アメフトは小さくても足が早い選手、身体が大きくパワーがある選手、タックルはできなくてもキック力がある選手など、あらゆるタイプの選手が輝けるポジションが用意されています。アンダーにも魅力的なメンバーが大勢いるので、あえてアンダーメンバーだけで1つのアメフトチームを作ると仮定して、誰をどこのポジションに配置しますか?

斎藤:オフェンスの司令塔であるクォーターバック(QB)は樋口日奈ちゃん。アンダーのセンターを務めていますし、今回のライブツアーでも皆を引張ってくれて、アンダー・アルバムの発売をするときも、どういう言葉でアンダーメンバーを大きくしていこうとか、瞬時に判断ができる子です。皆の士気を上げつつ、冷静さも保つ姿はQBだと思います。

――樋口さんはライブのMC中にも、良いパスを放っていますよね。他のメンバーは?

斎藤:ランニングバック(RB)は(渡辺)みり愛。前に前に走っていくだけでなく、ステップで相手を翻弄しながら交わして走る俊敏さもあります。みり愛はダンスもできるし、身体も小さいので、華麗なステップで相手を避けるRB向きです。

ワイドレシーバー(WR)は(伊藤)純奈です。WRの仕事はQBが投げたパスを確実にキャッチすることですが、純奈は歌もダンスも上手で安定感もあって、失敗をしないメンバーです。確実性があり、メンバーたちからの信頼も厚い純奈はWRにぴったりだと思います。

タイトエンド(TE)は(伊藤)かりん。TEはプレーに応じてオフェンスラインとレシーバーの役割を使い分け、なんでもできる万能性が求められます。かりんは歌もトークも何でも任せられるジョーカー的な存在です。

センター(C)は(能條)愛未。オフェンスラインの中心として、全てのプレーはCから始まります。自分がQBだったら、信頼できる人をCに置きたいので、愛未に任せたいです。

――それぞれメンバーの特徴が良く出た強そうなチームですね。ディフェンスはどうですか?

斎藤:守備の中心的存在であるラインバッカー(LB)、その中でも相手QBにブリッツを仕掛けるアウトサイド・ラインバッカー(OLB)が(寺田)蘭世。予想外なところから急に現れて相手QBに襲いかかる姿を想像したら、蘭世がすぐに思い浮かびました。守備の司令塔として、皆に指示を出しつつ、自分は状況に応じてQBに襲い掛かったり、トリッキーなプレーをするのが蘭世です。

――寺田さんのOLBは絶妙な人選ですね。では、ちはるさんはどのポジション?

斎藤:私ですか?う~ん、どこですかね。パスもランも対応でき、守備範囲が広いセイフティ(S)ですかね。私は何かがすごく得意な訳ではないのですが、なんとなく全部止めることはできるのかなと思います。

――歌唱力も高く、運動神経も良いちはるさんが守備陣最後の砦であるSに入れば安心できますし、チーム全体の守備力も大きくアップしますね。

以前、現役のQBとして活躍するちはるさんのお父さんを取材したときに、お父さんからのラブレターという形でちはるさんへのメッセージを公開しましたが、そのメッセージをどう受け止めましたか?

斎藤:私のことを温かく見守って、自由に伸び伸びと自分の思うことをした方が良いと言ってくれて、昔から私のやりたいことを否定されたことがなく、やりたいことは全て応援してくれる両親でした。あのメッセージは嬉しくもあり、恥ずかしくもありました(笑)。

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自身に向いているアメフトのポジションとしてセイフティを挙げた乃木坂46の斎藤ちはる(三尾圭撮影)
自身に向いているアメフトのポジションとしてセイフティを挙げた乃木坂46の斎藤ちはる(三尾圭撮影)

アンダーとして着実に力をつけてきた斎藤ちはるは、選抜メンバーとしても十二分に通用する歌唱力とルックスを誇る。それでも、簡単に選抜入りできないほどに今の乃木坂46は層が厚い。

今年1月にはアンダーメンバーだけでアルバム、『僕だけの君~Under Super Best~』を発売。発売週に10万枚を売り上げ、オリコン週間1位に輝いた。テレビでよく見る世間的に知名度の高いメンバーがいないアンダーでも、アルバム10万枚を売り上げたことで、アンダーが2軍的存在ではなく、選抜とアンダー合わせての乃木坂46であることを証明した。

次回、インタビュー第3弾では、アンダーと選抜への思い、そして今後の目標について語ってもらう。

取材協力:乃木坂46LLC

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乃木坂46初のアンダーメンバーによるアルバムが絶賛発売中!

僕だけの君 ~Under Super Best~

2012年のデビューから6年、乃木坂46初となるアンダーアルバムが遂にリリース!!

デビューシングル『ぐるぐるカーテン』から最新シングル『いつかできるから今日できる』まで、全19作のシングル作品に収録されているアンダー楽曲に加え、新録曲も収録した豪華アルバムが完成。

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