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乃木坂46、斎藤ちはるがスーパーボウルを語る

三尾圭スポーツフォトジャーナリスト
スーパーボウルの魅力を熱く語る乃木坂46の斎藤ちはる(三尾圭撮影)

 スポーツ界、最大のイベント、スーパーボウルが日本時間の2月5日、月曜日朝8時半にキックオフする。

 アメリカではスポーツの枠を超えた国民的一大イベントとして全国民が注目し、世界180の国と地域で試合は放送される。日本でもNHKBS1と日テレG+で生中継され、地上波でも日本テレビが2月5日25時59分からディレイ中継を行う。

 毎年、現地でスーパーボウルを撮影している筆者だが、今年は現地取材をパスして日本を訪れ、芸能界屈指のアメフト好きとして知られる乃木坂46の斎藤ちはるさんを直撃して、スーパーボウルの魅力を語ってもらった。

――NFLのチャンピオンを決めるスーパーボウルがいよいよ始まりますね。

斎藤ちはる:とても楽しみです!応援しているペイトリオッツが今年もスーパーボウルに出ますし、去年のスーパーボウルでの大逆転劇を見ているので、今年もなにかしてくれるのではとの期待感もあります。

――今年のスーパーボウルはどのような試合展開になると思いますか?

斎藤:最初はイーグルスが得点を取るのですが、そこからペイトリオッツが逆転する。そんな逆転劇を今年も観たいです。

――ペイトリオッツ2連覇の予想ですね。

斎藤:イーグルスはディフェンスがとても強く、QBのニック・フォールズ率いるオフェンス陣もプレーオフで良い流れを作っていたので、とても強いチームだと思います。それでもペイトリオッツには安定したオフェンスとディフェンスがあるので、願望もありつつ、ペイトリオッツが勝つと思います。

ペイトリオッツのトム・ブレイディのユニフォームを着て、優勝トロフィーを掲げる斎藤ちはる。彼女の予想通り、ブレイディは6つ目のロンバルディ・トロフィーを手にできるか?(三尾圭撮影)
ペイトリオッツのトム・ブレイディのユニフォームを着て、優勝トロフィーを掲げる斎藤ちはる。彼女の予想通り、ブレイディは6つ目のロンバルディ・トロフィーを手にできるか?(三尾圭撮影)

――スーパーボウルはアメリカでは国民的大イベントですし、世界一のスポーツイベントですが、なにがそんなに凄いのでしょうか?

斎藤:アメリカでは小さな子供からお年寄りまで、男女を問わずに誰もが楽しみにしている試合であって、ハーフタイムに皆が一斉にトイレを使ったので水道管が詰まったこともある。それほどの社会的現象と影響力を持つイベントです。試合前後数日の話題は、スーパーボウル一色になるほどだそうです。日本には、ルールが難しそうだとの理由だけで敬遠している方もいると思うのですが、とにかくまずは試合を見て、そのスケールの大きさを感じて欲しいです。一瞬で試合の流れが変わったりだとか、アメフトの魅力と面白さを最高峰のスーパーボウルで体験して欲しいです。

――一昔前まではテレビ観戦する方々が試合に集中するあまり、多くの街でハーフタイムに水道管が詰まるハプニングもありましたが、最近はハーフタイム・ショーも試合と同じくらい大きな注目を浴びていますよね。

斎藤:スーパーボウルは最高峰の試合だからこそ、ハーフタイム・ショーに出演するアーティストさんも最高峰の方が務めます。ステージの規模も非常に大きいですし、年に1度のビッグイベントで、大きなお祭りだからこそ、アーティストさんの気合い入れ方もすごいと思いますし、ステージの豪華さと派手さもアメリカっぽいなと思います。試合だけでなく、ハーフタイム・ショーでも観る人たちを魅了するスーパーボウルの凄さをぜひ観て欲しいですし、ハーフタイム・ショーからアメフトに興味を持って頂くのもありだと思います。

スーパーボウルは試合だけでなく、ハーフタイム・ショーも大きな注目を集める。写真は昨年のスーパーボウルのハーフタイム・ショーに出演したレディー・ガガ(三尾圭撮影)
スーパーボウルは試合だけでなく、ハーフタイム・ショーも大きな注目を集める。写真は昨年のスーパーボウルのハーフタイム・ショーに出演したレディー・ガガ(三尾圭撮影)

――ハーフタイム・ショーに出演されるのは世界的人気を誇るトップ・アーティストばかりで、昨年はレディー・ガガでしたが、同じアーティストとして、どのような点に注目されてスーパーボウルのハーフタイム・ショーを観られますか?

斎藤:スター感というか、キラキラ感を前面に出していたのにまず圧倒されました。そして、アーティストさんたちが楽しみながらステージに立っているのが伝わってきたので、楽しみながらも最高のパフォーマンスを見せる姿勢は勉強になりました。私たちもそんなアーティストになれたらいいなと思います。

――話を試合に戻しますが、今回のスーパーボウルで注目する選手は?

斎藤:やはり、8回目のスーパーボウル出場を果たすトム・ブレイディ選手です。40歳になるのに、ずっと第一線で活躍を続け、しかもQBという司令塔的な役割を果たすポジションで戦っているのはすごいと思います。私の父も40代後半になってもQBをしているので、歳を重ねても活躍を続ける選手に興味がありますし、ブレイディ選手は誰もが認めるスーパースターなので、今回のスーパーボウルでもどんなミラクルを起こしてくれるのかが楽しみです。ブレイディ選手が持つ芯の強さを今回も発揮してくれると思います。

今回のスーパーボウルで斎藤ちはるが注目するペイトリオッツのQB、トム・ブレイディ(三尾圭撮影)
今回のスーパーボウルで斎藤ちはるが注目するペイトリオッツのQB、トム・ブレイディ(三尾圭撮影)

――握手会でユニフォームを着るほどのブレイディ選手のファンですが、ファンになったきっかけは?

斎藤:2015年のペイトリオッツ対シーホークスのスーパーボウルのお仕事で、勝敗予想をする機会があったのですが、両チームの選手を調べていったときに、ペイトリオッツのQB、トム・ブレイディ選手がドラフト6巡目という下位指名からスーパースターの地位へと上り詰めたことを知りました。大きな期待を受けて入団した選手ではなかったのに、努力を続けてリーグ・ナンバー1の選手になったこと、努力を惜しまずにずっと第一線で活躍していることを知って、ブレイディ選手を応援するようになりました。

――40代になってもアメフト選手として活躍を続けているのは、ちはるさんのお父さん(Xリーグ2部の斎藤伸明選手)も同じですね

斎藤:ポジションも同じQBです。ブレイディ選手のようにケガをしない体作りに気を配りながら、父にも少しでも長く現役を続けてもらいたいです。最近のブレイディ選手は、引退に関する質問を多くされているみたいですけど、そんな周りの声に負けずに、頑張って現役を続けて欲しいなと思います。

――これまでにブログなどで、アメフト、NFLに関わるお仕事をされたいと言われていましたけど、今回のスーパーボウル52ではニコニコ生放送で配信されるスーパーボウル裏実況に出演されますね。

斎藤:最初知ったときは、まさか自分がスーパーボウルの裏実況に関われるとは思っていなかったので不安しかないんですけど(苦笑)、ご一緒する近藤祐司さん、有馬隼人さんのお二人は選手としても、実況、解説者としてもたくさんの経験をお持ちの方なので、お二人に甘えつつ(笑)、年に1度の大切な大会に心して臨みたいと思います。

――スーパーボウルの裏実況では、これまでの観る立場から伝える立場に変わりますが、番組を観る方々になにを伝えていきたいですか?

斎藤:朝にライブで試合を観てから、その日の夜にもう一度、裏実況で試合を観返す方もいらっしゃると思うので、試合の流れや運び方だけでなく、選手の状況、状態とかをお二人に聞きつつ、私自身も学びながら、アメフトが大好きな方に楽しんで頂くと同時に、あまり馴染みがないという方にもアメフトの魅力をお伝えしていきたいです。

――日本では、これまで何年もアメフトの魅力を広く普及させることに苦労してきただけに、斎藤さんが新しいファン層を開拓してくれることを期待しています。

斎藤:アメフトとアイドルの架け橋になれたらいいなと思っています。

――スーパーボウル50の特番ではNHKさんのNFL番組で進行役を務め、今回はニコ生。次に狙うのは日本テレビのNFL倶楽部への出演ですね?

斎藤:そうですね、ぜひ出させていただきたいです(笑)!

乃木坂46、斎藤ちはるインタビュー第2弾: 「斎藤ちはるが語るアメフトと乃木坂46の共通点」

乃木坂46、斎藤ちはるインタビュー第3弾:「NFLを現地で取材したい!」

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第52回 スーパーボウル

フィラデルフィア・イーグルス×ニューイングランド・ペイトリオッツ

日本テレビで2月5日(月)深夜25時59分放送スタート!(関東ローカル)

今年は「裏実況」も実施!

ニコ生、フェイスブックページ、ツイッターの3つでライブ配信。

実況・解説は近藤祐司さんと有馬隼人さん。

ゲストに昨年レコード大賞受賞した乃木坂46の斎藤ちはるさん!

深夜の録画中継であることを逆利用。

試合結果がわかっている近藤、有馬の両名が、試合の見どころ、絶対に見逃してはいけない瞬間を緊張感を持って皆様にお届け。

日テレのスーパーボウル中継を見ながら、ネットを介したパブリックビューイングを感じられる世界を作ります!

ニコ生配信ページ

「オードリーのNFL倶楽部」 番組公式フェイスブックページ

「オードリーのNFL倶楽部」 番組公式ツイッター

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インターネット配信のスーパーボウル番組でも熱いアメフト愛を語りたいと意気込む斎藤ちはる(三尾圭撮影)
インターネット配信のスーパーボウル番組でも熱いアメフト愛を語りたいと意気込む斎藤ちはる(三尾圭撮影)

取材協力:セレクション

スポーツフォトジャーナリスト

東京都港区六本木出身。写真家と記者の二刀流として、オリンピック、NFLスーパーボウル、NFLプロボウル、NBAファイナル、NBAオールスター、MLBワールドシリーズ、MLBオールスター、NHLスタンリーカップ・ファイナル、NHLオールスター、WBC決勝戦、UFC、ストライクフォース、WWEレッスルマニア、全米オープンゴルフ、全米競泳などを取材。全米中を飛び回り、MLBは全30球団本拠地制覇、NBAは29球団、NFLも24球団の本拠地を訪れた。Sportsshooter、全米野球写真家協会、全米バスケットボール記者協会、全米スポーツメディア協会会員、米国大手写真通信社契約フォトグラファー。

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