6月6日(日本時間6月7日)、ボクシング5階級王者のフロイド・メイウェザー(44=アメリカ)と、炎上系YouTuberのローガン・ポール(26=アメリカ)がボクシングルールのエキシビションマッチで対戦する。

メイウェザーは2018年の年末に那須川天心と戦って以来、約2年半ぶりのリングに立つ。

メイウェザーについて

メイウェザーは無敗で5階級制覇を達成したボクシング界のレジェンドだ。現役時代はスーパーフェザー級(58.97kg以下)からスーパーウェルター級(69.85kg以下)で戦っていた。

鉄壁のディフェンスと圧倒的なスピードを武器に、プロ戦績は50戦50勝(27KO)。

2015年に現役を引退したが、その後も何度かリングに上がっている。

2017年に、総合格闘家のコナー・マクレガーとボクシングルールで戦い10RにTKOで勝利。

2018年の年末には日本のキックボクサーの那須川天心と戦い、1回TKOで勝利した。

このエキシビジョンマッチでは、10億円以上稼いだ。今回の試合でも既に3000万ドル(約33億円)を稼いだと豪語している。

ボクシング界で最も稼いだボクサーと言われ生涯獲得金額は、10億ドル(約1000億円)を超えるとも言われている。

引退した今なお影響力があるファイターだ。

写真:ロイター/アフロ

炎上系YouTuberローガン・ポールとは

今回対戦するローガン・ポールはアメリカで人気のYouTuberで、チャンネル登録者数2290万人、視聴回数は57億を超えるほどの人気ぶりだ。

弟のジェイク・ポールと共にプロボクサーとしても活動しているが、プロ戦績は1戦1敗とキャリアは浅い。

2019年の11月に行われたデビュー戦では1-2の判定で敗れているが、この試合の視聴者数は2019年のDAZNアメリカが中継したボクシングの歴代最高視聴者数を記録した。

世界的にも影響力があり、話題性もあることからメイウェザーの対戦相手として抜擢されたのだろう。

気になる体重差とルール

今回の試合はエキシビジョンマッチとして以下のルールで行われる。

・ヘッドギアなし

・グラブは12オンス

・3分×8ラウンド

・判定はなしでKOまたはTKOのみの決着

・公式の試合ではないためジャッジはおかない

プロの試合と異なる点といえば、グラブ(グローブ)は12オンスで、ジャッジなし、判定決着なしという点だろう。

プロの試合では、ウェルター級以上はグラブが10オンスで、ジャッジは3名、もちろん判定決着もある。

このルールの違いが試合にどう影響するのか気になるところだが、それ以上に注目したいのが両者の体格差だ。

身長はメイウェザー173cmに対し、ポール188cm。

体重はメイウェザーがウェルター級(66.678kg)を主戦場とし、ポールはクルーザー級(86.182kg) で戦っているため、約20キロの差がある。

また、年齢はメイウェザー44歳、ポール26歳と18歳差だ。

体格や年齢だけ考えればポールに軍配が上がるが、ボクシングの技術では圧倒的にメイウェザーが勝っている。

メイウェザーのスタイルはディフェンス重視のためパンチを当てるのは非常に難しい。

実際に対戦した那須川天心もメイウェザーのディフェンスについて「長い手で覆い隠されていて、パンチを打っても、硬い石みたいな感じでした」と話していた。

ピークは過ぎているものの、ボクシングの感はそこまで落ちるものではない。

体重が重くスピードが遅いポールのパンチはおそらく当たらないだろう。

前半は勢いがあるだろうが、徐々にメイウェザーがペースを握っていく展開になるのではないだろうか。

メイウェザーは現役時代からプロモーションに優れており試合を盛り上げるのが上手い。

ポールの一発が当たることを期待してしまうが、それこそがメイウェザーの術中にハマっているのかもしれない。

試合の模様は、6月7日(月曜 10:00~)WOWOWライブにて放送される。

約2年半ぶりのリングに上がるメイウェザーの試合に注目だ。

右:ローガン・ポール、左:フロイド・メイウェザー
右:ローガン・ポール、左:フロイド・メイウェザー写真:REX/アフロ