比嘉大吾が新天地で意気込み「またチャンピオンになった姿を見せます」

スタッフ撮影

ボクシング元WBC世界フライ級チャンピオンの比嘉大吾(24)が次戦に向けて動き出した。

比嘉は全試合KO勝ちで、連続KO勝利数の日本記録を持っている。計量失敗で約2年のブランクがあったが、昨年の2月に行われた復帰戦ではKO勝利を収めた。

4月から横浜に拠点を移し、トレーニングに励む比嘉にインタビューした。

ボクシングへのモチベーション

ーーー試合の時は引退するかもしれないと話していましたが。

比嘉:正直、引退も考えていました。計量オーバーをして2年間リングから離れていて、ボクシングをやりたいと思えない日々が続いていました。

いろいろ悩みましたが、周囲の人と話し合った結果、またボクシングをやろうと決意しました。

ーーー休んだことで心境の変化もあったと思います。

比嘉:そうですね。気持ちも楽でしたし、ボクサーは長期休みがないので楽しく過ごせました。

でも、現実的にお金って減っていくじゃないですか(笑)

ーーーそうですね(笑)ちょっとずつボクシングへのモチベーションも戻ってきましたか。

比嘉:はい。もう1度、世界を目指したいと思います。

写真提供Fukuda Naoki
写真提供Fukuda Naoki

復帰戦について

ーーー昨年2月13日の復帰戦、後楽園が満員になるほど注目が集まりましたね。緊張はしましたか。

比嘉:いや、めずらしく緊張はしませんでした。正直、勝っても負けても、どっちでもいいと思っていたので。

ーーーこの間の試合は、バンタム級より1パウンドくらい重かったですよね。減量はどうでしたか。

比嘉:階級が上がってもやっぱりキツかったです。もうミスは許されないから、余計に怖かったですね。

ーーー初めてバンタム級で戦ってみて、課題はありましたか。

比嘉:たくさんあります。あの日の試合結果は、自分のなかでは満足できるものではありません。

ーーーでは、次の試合が本当の再起戦ということになりますか。

比嘉:そうですね。

現在のトレーニング

ーーー自粛中はどのように過ごしていましたか。

比嘉:自粛が始まる何日か前に横浜に引っ越しました。近所に公園も多いので、人のいない時間を見計ってトレーニングしています。

ーーーどのようなトレーニングをしていますか。

比嘉:練習は午前・午後の2部制で、かなり走り込んでますね。あとは野木トレーナーに与えられたメニューをこなしています。

ーーー僕も野木トレーナーのトレーニングを受けたことがあります。かなりキツいですよね。

比嘉:吐くぐらいキツいです。

しかも、野外でのトレーニングなので日焼けで真っ黒ですよ(笑)

ーーー野木トレーナーとのトレーニングはどうですか。

比嘉:毎日充実しています。野木トレーナーは、僕がボクシングをやる上で一番大切な人です。

ーーー信頼しているのですね。今体重はどのくらいですか。

比嘉:62、3キロぐらいです。

ーーー結構ありますね、フライ級の時はキツかったでしょう。そうなると主戦場はバンタム級かスーパーバンタム級ぐらいですかね。

比嘉:最初はバンタム級になると思います。

著者撮影
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今後の目標

ーーー今後の目標は。

比嘉:ボクサー生活を4月からスタートしたばかりなので、まず継続していくことが目標です。できるだけ早く世界を獲りたいです。

ーーーいつぐらいにタイトル挑戦したいですか。

比嘉:いつでもできるように準備はしていきます。あとはプロモーターに任せます。

ーーー井上尚弥選手と戦うことは考えたりしますか。

比嘉:バンタム級にいるのであれば、戦わなくてはいけないでしょう。尚弥さんと戦うことはあると思います。

ーーー井上選手とのスパーリングはどうでしたか。

比嘉:4年前ぐらい尚弥さんがスーパーフライ級ぐらいの時ですね。とにかくスピード、距離感が凄かったのは覚えています。

ーーー井上選手はノリに乗っていますよね。

比嘉:尚弥選手は右肩上がりですが、僕は株価大暴落みたいな感じじゃないですか。

長期間ボクシングからはなれていましたし、そこから這い上がっていくにはかなりの努力が必要になってくると思います。

ーーー今後、ボクシング以外で挑戦していきたいことはありますか。

比嘉:読書です(笑)。 パソコンも覚えたいなと思っていて、YouTubeにも興味があります。最近格闘技の人でやっている人も多いですよね。

ーーーそうですね。比嘉選手のYouTube見てみたいです。最後に、ファンの方に伝えたいことはありますか。

比嘉:またチャンピオンになった姿を見せます!期待して待っていてください。