ヤクルトが元侍Jの秋吉らを放出。オフの交換トレードは2011年以来、複数交換は11年ぶり

昨春のWBCでは侍ジャパンの一員として、準決勝進出に貢献した秋吉(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

 東京ヤクルトスワローズは12月11日、北海道日本ハムファイターズとの間で2対2の交換トレードが成立したと発表した。ヤクルトは投手の秋吉亮(29歳)、内野手の谷内亮太(27歳)を放出して、高梨裕稔投手(27歳)と太田賢吾内野手(21歳)を獲得する。

 ここ数年の間も、オープン戦期間を含めたシーズン中にはトレードを成立させてきたヤクルトだが、シーズンオフの交換トレードは久しく行っていなかった。昨年の11月には福岡ソフトバンクホークスから山田大樹投手を獲得したがこれは無償トレードであり、オフの交換トレードとなると7年前まで遡らなければならない。

オフの複数トレードは2007年以来

 その2011年オフ、ヤクルトは橋本義隆投手を東北楽天ゴールデンイーグルスに放出して、代わりに楠城祐介外野手を獲得。だが、両選手とも新天地では出場機会に恵まれなかった。それ以前では、高田繁監督が就任した2007年オフに、日本ハムとの間で3対3の交換トレードを成立させている。

 この時は藤井秀悟、坂元弥太郎両投手、三木肇内野手(現楽天二軍監督)を放出し、代わりに押本健彦投手、川島慶三外野手(現ソフトバンク)、そして前出の橋本を獲得。翌2008年は押本がいずれも自己最多の67試合登板、27ホールド、川島もともに自己最多となる121試合出場、20盗塁を記録するなど、このトレードは大きな意味を持った。

 今回はヤクルトにとってその2007年以来、11年ぶりに行うシーズンオフの複数交換トレードということになる。前回は最多勝を獲得したこともある藤井を放出したが、今回はシーズン74試合登板の球団タイ記録を持ち、昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では侍ジャパンの準決勝進出にも貢献した秋吉を放出。さらに交換相手に2016年のパ・リーグ新人王である高梨がいるという点でも、インパクトは大きい。

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