ヤンキースが25年連続シーズン勝ち越しに成功
16日のオリオール戦を盤石な試合展開で9-3で勝利したヤンキース。この日の勝利を含め4連勝を飾り、9月に入り10勝4敗と好調をキープし、地区首位レッドソックスに3ゲーム差で肉薄しながら2年ぶりのプレーオフ進出に徐々に近づいている。
またこの日の勝利は今シーズン82勝目となり、シーズン勝ち越しを決めた。これで1992年シーズンで76勝86敗と負け越しを記録して以来、25年連続で勝ち越しシーズンを続けている。これはMLB史上2位の最長記録ということだ。
この25年間でヤンキースは9連覇を含む地区優勝13回を達成し、さらにプレーオフ進出18回、ワールドシリーズ進出7回(うち5回制覇)──と黄金期を築き上げた。現在は9連覇当時の主力選手はすべて引退しているものの、アーロン・ジャッジ選手、ゲイリー・サンチェス選手らの若手が次々に台頭し、強いチームの状態を維持しながら世代交代にも成功している。
ちなみにMLB1位の最長記録は、同じくヤンキースが1926年から1964年まで続けていた39年連続だという。またヤンキースは昨年までで創設以来115シーズンを重ね、通算成績は1万165勝7714敗で、通算勝率.569を残す。この通算勝率においてもジャイアンツの.537を大きく引き離し、MLB1位に輝いている。もちろんワールドシリーズ制覇27回も、2位のカージナルスの11回を大きく引き離しダントツの1位だ。
まさにヤンキースがMLB随一の名門球団といわれる所以だろう。