新型コロナ第3波を乗り切るために 無料・格安のサービス【マンガ・アニメ・ゲーム】

任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」(写真:ロイター/アフロ)

 新型コロナウイルスの感染が再び拡大する「第3波」を受けて、11都府県に緊急事態宣言が出されました。経済的に大変な人も多いであろう中、家の中で無料もしくは格安で楽しめるマンガ、アニメ、ゲームのサービスに触れます。

 2020年の春の「第1波」では実施したサービスを個別に紹介しました。ただしエンタメは個人の好みが大きく左右します。そこでお気に入りのコンテンツが見つかるよう、以前とは違う視点で紹介したいと思います。

◇名作マンガを“タダ読み”

 最もお手軽なのは、スマホやPCで読めるマンガアプリ・マンガサイトでしょう。集英社や小学館、講談社の大手出版社だけでなく、LINEやDeNAなどのIT系企業も配信しています。iPhoneの「App Store」やAndroid(アンドロイド)の「Google Play」で「マンガ」と検索すると、驚くほど多くのアプリがヒットします。

 ポイントは、多くのアプリを見て、興味のあるコンテンツを欲張り気味にチェックすることです。そして「このアプリは1日に何話読めるか」など仕組みを踏まえて、複数を使うことですね。別に読み切れない日があっても良いのです。なお、1日に読める数が少ないアプリでも、特定の作品だけは一気に読めることもありますから、早々に見切るのはもったいないケースもあります。

 今であれば集英社の「ジャンプ+」は「銀魂」が30巻まで、講談社の「マガポケ」は「はじめの一歩」が60巻まで、「FAIRY TAIL」が40巻まで無料で一気に読めます。

 また「サンデーうぇぶり」(小学館)で全巻公開されている「MAJOR」や「H2」、「マンガパーク」(白泉社)の「フルーツバスケット」や「デトロイト・メタル・シティ」は、毎日コツコツ読むタイプですが、最後まで読めるのは魅力でしょう。

 中には「マンガに詳しくないので、どれを読めば良いか分からない」という人もいるかもしれません。その場合は、アニメやドラマ化された作品を選ぶのも良いでしょう。メディア化されたということは一定水準の人気があった証拠で、初見で読んでも楽しめる可能性が高いと言えます。

◇アニメ配信 無料期間の活用も

 dアニメストアなどの映像配信サービスは、ある程度の大手なら質量とも充実しており、無料体験期間を設けているものがほとんどです。各サービスの無料期間をうまく利用すれば、数カ月は実質無料で見られるでしょうし、月500円程度のものもあります。アニメファンが「お気に入りの作品がテレビで放送されない」と嘆くのは昔の話で、今ではネットで見る方がCMもなく便利とすら言えます。

 その中で最も利用しやすいと言えるのは「アマゾンプライムビデオ」でしょうか。世界で1億5000万以上を誇る有料会員サービス「アマゾンプライム」の会員であれば、一部コンテンツをそのまま視聴できるため、家族の誰かが加入していれば、無料のような感覚で見られるからです。

 そこでよくある質問が「どのアニメを見れば良いの?」ですね。実はアニメ好きが困るのは、この質問なのです(笑)。アニメは、絵やストーリー、知識で評価(好み)はガラリと変わります。社会現象になった「鬼滅の刃」でも、人によっては「面白くない」「合わない」ということは起こりうるわけです。

 とはいえ、自分の趣味・嗜好(しこう)を知る友達や知人からのお薦めは、コミュニケーションの促進になりますし、一つの基準になるでしょう。それ以外では、人気の証ともいえる映画化の有無も判断材料にしても良いかもしれません。

 より確実なのは1話(20分強)だけは「お試し感覚」で見て、2話以降を見るかは自ら判断することですね。確かに後半に面白くなるアニメというのも存在しますが、視聴者に続けて見てもらうためにも第1話はどの作品も力を入れるからです。1話が良ければ続けて視聴する……という気軽なスタンスも良いのではないでしょうか。意外な“出会い”があるかもしれません。

◇費用対効果高いゲームのサブスク

 スマートフォン向けに多くのゲーム(基本利用料無料・アイテム課金)が出ていますが、やはり個人の好みが大きく左右します。そして基本利用料無料のスマホゲームは、ビジネスの仕組み上課金への誘導が働いており、かつ似たタイプのゲームが目につくのも確かです。「フォートナイト」などは面白さは抜群ですが、「子供が課金に走る記事も見かけるし……」という親もいるでしょう。そこでスマホゲーム以外のサービスを挙げてみます。

 「ニンテンドースイッチ」は国内だけで既に1700万台以上を販売しているように、既に手元にある人もいると思います。有料サービスの「ニンテンドースイッチオンライン」(1カ月306円)は、定期的に7日間無料体験チケットを配布しています。そして現在も配布中です(利用期間は2月2日まで)。

 同サービスには、「ゼルダの伝説」や「星のカービィ」など90以上のファミコン・スーパーファミコンの名作ゲームが追加料金なしで遊べるようになっています。

 「もっと本格的なゲームはできないの?」と言われると、ソニーの「PlayStation Now(PS Now)」(月額1180円)ですね。400以上の有力ソフトが遊べます。また1回に限り7日間体験でき、PS4やPS5だけでなく、PCでも利用できます。ただし、18歳以上が対象で、(当然ながら)インターネットの接続が必要です。またPCで遊ぶ場合は、推奨スペックなどを満たす必要があります。

 同タイプのサービスとして、100以上のソフトが遊べるマイクロソフト(MS)の「Xbox Game Pass」(月額850円~)があります。「Xbox Series X」などMSのゲーム機だけでなくPCでも利用できます。期間限定で最初の3カ月であればたった100円で遊べるのですが、PS Nowと同じく18歳以上対象のサービスになります。

 ここで取り上げたゲームのサービスは、ゲーム機かPCの購入が必要で、かつアニメやマンガのように長期間無料ではありませんが、ソフトをいろいろ試せるし、長く楽しい時間を過ごせます。年会費であれば月額料金もかなり抑え込め、費用対効果は高いといえます。また体験版でも相応に遊べるので片っ端から遊ぶのも良いでしょう。ニンテンドースイッチでは、注目の大作ゲーム「モンスターハンターライズ」の体験版が2月1日まで配信されています。

 一つだけ言えるのは、子供が好きなゲームは何で、どのくらい遊んでいるかには、親も関心を持つことです。クレジットカードの管理もそうですし、ペアレンタルコントロールを活用するべきですね。そうすればゲームも親子のコミュニケーション手段の一つとして活用できるからです。また近年のゲームは、ネット接続が前提で顔を知らない人同士が接触しやすい環境下にあり、トラブルも起きやすくなっていますが、メーカー各社は協力して安全性を高めるべく力を入れています。

◇人に娯楽は不可欠

 新型コロナウイルスの脅威は、命への危機もそうですが、将来的な不安も含めて人々の心をむしばんでいるように思えることです。ここで紹介したサービスは、知識のある人はしっかり利用しているでしょうが、意外に気付いていない人もいるのではないでしょうか。そして1人でも多くの人の心が、少しでも晴れるきっかけになればと思う次第です。

 本が読者を感動させるように、マンガやアニメ、ゲームも人生を豊かにしてくれると思うのです。そして楽しい時間……娯楽は、誰にとっても不可欠なものですから。