最新の1か月予報によると、今後は梅雨前線の活動が活発となり、西日本と東日本では平年と比べて雨量が多くなる見通しです。

東京、梅雨入りまであと半月

 5月4日、全国に先駆けて梅雨入りした沖縄地方では雨の日が続き、今月(5月)の雨量(20日まで)は与那国島で581.0ミリ、国頭村奥で512.5ミリ、那覇市で246.0ミリなど平年を大幅に上回っています。

 また、九州から関東にかけての太平洋側でも、くもりや雨の日が目立ち、いつもと比べて初夏の晴れが少ない印象です。東京の梅雨入り平年日は6月7日頃で、今年は梅雨入りが早まるのでしょうか。

梅雨入りの予想天気図

 1か月予報(5/19発表)から、今年の梅雨入りを予想します。来週(上段)は梅雨前線が沖縄付近に停滞し、活動が活発になるでしょう。沖縄・奄美では大雨となるおそれがあります。

この先の予想天気図(1か月予報より)ウェザーマップ作画、筆者加工
この先の予想天気図(1か月予報より)ウェザーマップ作画、筆者加工

 そして、6月初め(中段)になると、梅雨前線は九州付近まで北上する見通しです。この頃、九州南部、九州北部、四国などが梅雨入りする可能性があります。

 その後、6月4日~17日(下段)は太平洋高気圧に強まりがみられ、梅雨前線は本州の日本海側に位置し、近畿、東海、関東甲信、北陸地方などで梅雨入りする見通しです。

大雨のとき注意したいこと

 沖縄が梅雨入りして以降、梅雨前線は弱まることなく、日本の南海上に停滞しています。今後は一段と活動が活発になるとみられ、西日本では梅雨入り直後から大雨となるおそれがあります。

 昨年(2021年)は梅雨入り後すぐの大雨で、熊本県山都町では畑の様子を見に行った人が行方不明になる事故がありました。

【大雨時の注意点】ウェザーマップ作画
【大雨時の注意点】ウェザーマップ作画

 雨が激しく降り出す前に、避難を心掛けることはもちろんのこと、川の水があふれたり、崖が崩れたりした場合に備えて、崖から離れた家の2階以上で休みましょう。

 また、都市部では周囲より低い場所を通る道路(アンダーパス)は非常に危険です。東京都内だけでも危険な場所は135か所に上ります。

 ちょっとした心掛けで、災害に巻き込まれずにすみます。梅雨入り前のこの時期に、家族や職場などで話し合ってみてください。

【参考資料】

気象庁:1か月予報(5/21~6/20)、2022年5月19日発表

内閣府:避難情報に関するガイドライン

国土交通省関東地方整備局:関東地域における道路冠水注意箇所マップ