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【NHL】ドラフトまであと10日 注目は18歳のスズキ選手と19歳のヤマモト選手!

加藤じろうフリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家
2004年のNHLドラフトで全体1位指名を受けたアレックス・オベチキン(左)(写真:ロイター/アフロ)

今季のNHLは、ピッツバーグペンギンズが2年連続のチャンピオンに輝いて、全ての試合を戦い終えました。

これによって、23日(現地時間)から二日間にわたってシカゴのユナイテッドセンターで開催されるNHLドラフトの指名順も決定。

プレーオフに進めなかった14チームと、来季から加盟するベガスゴールデンナイツの指名順は、順位に従った倍率に基づくドラフトロッタリーによって、4月末に決定したのに続き、プレーオフを戦った16チームも、勝ち進んだラウンドとレギュラシーズンの順位に基づいて確定しました。

ドラフトは(当日も含めドラフト指名権を絡めたトレードも行われますが)全てのチームが7巡目まで指名可能。もちろん日本のプロ野球のような重複指名や抽選はありません。

▼日系人選手が上位指名される!?

今季のドラフトは、タイトル写真で紹介したアレックス・オベチキン(2004年全体1位指名・ワシントンキャピタルズ)や、プレーオフのMVPに選ばれたシドニー・クロスビー(2005年全体1位指名・ピッツバーグ)、さらに近年では、コナー・マクデイビッド(2015年全体1位指名・エドモントン オイラーズ)のように、即戦力間違いなし! との評価を受ける ”超目玉選手” は不在だと言われています。

そんな中で、注目されるのが二人の日系人選手!

まず一人目はニック・スズキ(1999年8月10日生まれ 身長180cm 体重83kg)

小さい頃の目標はクロスビーと言うだけあって、スピードとスキルを併せ持つ CF (白#37)で、2歳年下の弟ライアンも、2年後のドラフト候補に数えられています。

もう一人は、カイラー・ヤマモト(1998年9月29日生まれ 身長173cm 体重69kg)

NHLで活躍しているマッツ・ズッカレーロ(ニューヨーク レンジャーズ=身長171cm)らをお手本に、サイズに恵まれていない点を、ポジショニングとプレーの先読みでカバーするFW(ライトウイング/赤#17)です。

▼セトグチとクワバラに続け!

NHLが公式サイトなどを通じて発表している指名候補者のランキングで、スズキは北米のスケーター(FW&DF)部門で「10位」

一方のヤマモト「17位」と、指名が確実視される順位の評価を受けているだけに、日系人選手の名前が、今年のドラフトで呼ばれそうな見込みです。

ドラフトの歴史を振り返ると、父親のデイルが日本リーグでプレーしたデビン・セトグチ(ロサンゼルス キングス=来季はドイツのチームと契約済み)が、クロスビーと同じ2005年のドラフトで、サンノゼシャークスから1巡目(全体8番目)指名。

また、長野オリンピックをはじめ日本代表でも活躍したライアン・クワバラ(日本名:桑原ライアン春男)が、1992年のドラフトで、モントリオール カナディアンズから2巡目(全体39番目)で指名を受けました。

コクドなどに在籍したライアン・クワバラ=黄#71(Photo:Jiro Kato)
コクドなどに在籍したライアン・クワバラ=黄#71(Photo:Jiro Kato)

この二人のように、今年のNHLドラフトで日系人選手の名前が呼ばれるのか !? 注目されます。

<18日追記>

*新チームが加盟する今季は従来と一部変更があったため表記を改めました。

フリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家

アイスホッケーをメインに、野球、バスケットボールなど、国内外のスポーツ20競技以上の実況を、20年以上にわたって務めるフリーランスアナウンサー。なかでもアイスホッケーやパラアイスホッケー(アイススレッジホッケー)では、公式大会のオフィシャルアナウンサーも担当。また、NHL全チームのホームゲームに足を運んで、取材をした経歴を誇る。ライターとしても、1998年から日本リーグ、アジアリーグの公式プログラムに寄稿するなど、アイスホッケーの魅力を伝え続ける。人呼んで、氷上の格闘技の「語りべ」 

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