Yahoo!ニュース

ボキボキ麺×スタミナ×二郎系×ワシマヨ! 超マッチョな一杯が東京・駒込で誕生!

井手隊長ラーメンライター/ミュージシャン
「ワシワシ東京」のワシワシラーメン

ラーメンは自由な食べ物とはいえ、巷で流行っているものを何でもかんでも足せばいいというものではない。

特に味の強いもの同士をぶつけ合うと味が壊れてしまい、ラーメンとして成り立たなくなるものである。

ワシワシ東京
ワシワシ東京

JR山手線・駒込駅の東口から徒歩3分のところに新店「ワシワシ東京」が8月からプレオープンしている。

「ワシワシの噛み応えのある麺に厳選野菜・豚の旨味・セアブラの甘みを溶かし込んだスープ キレの良いカエシとニンニクをきかせた旨味爆発醤油ラーメン」

お店のInstagramには何とも魅惑の言葉が散りばめられている。

「ワシワシ東京」という店名からは二郎系の雰囲気を感じるが決してそういうわけではない。

ここのラーメンは完全に「足し算」で作られたラーメンだ。ラーメン界のパワーワードをこれでもかと一杯の中にぶち込んで仕上げたラーメンなのだ。

ワシワシラーメン(小)
ワシワシラーメン(小)

こちらがワシワシラーメン(小)

無料トッピングでニンニク、セアブラ、ワシマヨが選べる。すべて有りで注文。

二郎系ならばニンニク、ヤサイ、アブラだが、ワシマヨというのが珍しい。

まず店名のとおりワシワシの極太平打ち麺。もはやワシワシの域を超えたボキボキ麺だ。

しっかり茹で時間は取っているが、食感のボキボキ感はちょっとびっくりレベル。

もはやワシワシの域を超えたボキボキ麺
もはやワシワシの域を超えたボキボキ麺

そして、スープは濃いめの醤油ダレに、辛めにクタクタに炒めたタマネギと豚肉がズドンと乗ったスタミナ系

二郎系に敢えてこだわらず、上手く流行を捉えている。

そして真っ黄色なワシマヨに真っ赤な辛揚げ(辛い揚げ玉)、そして上には真っ黒なセアブラがかかる。この絵力も凄い。

場所場所によって味のコントラストが楽しめ、パワーみなぎるスープの中でもしっかり存在感を放つ。

ワシマヨとセアブラはボキボキ麺に絡めると最高に旨い。

ニンニクの量もハンパではなく、翌日の夕方ぐらいまでタブレットを食べ続ける羽目に。

東京・人形町にある「火の豚」が二郎系と麻婆豆腐を合わせた一杯を出してきた時にも驚いたものだが、この「ワシワシ東京」もパワー系の流行りをこれでもかとぶち込んで美味しい一杯に仕上げてあり、感心した。

現在プレオープン中で、営業時間などが週によってまちまちなのでお店のSNSで確認してからぜひお試しあれ。

ワシワシ東京

東京都豊島区駒込2丁目9−11

※写真はすべて筆者による撮影

ラーメンライター/ミュージシャン

全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。東洋経済オンライン、AERA dot.など連載のほか、テレビ番組出演・監修、コンテスト審査員、イベントMCなどで活躍中。 自身のインターネット番組、ブログ、Twitter、Facebookなどでも定期的にラーメン情報を発信。ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。本の要約サービス フライヤー 執行役員、「読者が選ぶビジネス書グランプリ」事務局長も務める。

井手隊長の最近の記事