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【東京ラーメンショー×大つけ麺博】全国の美味しいご当地ラーメンが大集合「日本ご当地ラーメン総選挙」!

井手隊長ラーメンライター/ミュージシャン
※日本ラーメン協会提供

「ご当地ラーメン」の“定義”とは何か、そんなことを考える日々。

そんな面倒くさいことを考えずに、目の前のラーメンを美味しく味わえと言われたらそれまでなのだが、これほどまでに全国に広がるご当地ラーメンが世界に羽ばたくにあたり、その定義の曖昧さがずっと気になってはいた。

その中で、5月8日、日本ラーメン協会から大きなイベントが発表された。

その名も「日本ご当地ラーメン総選挙」

日本最大級の2大ラーメンイベント「東京ラーメンショー」「大つけ麺博」がコラボし、日本一のご当地ラーメンを決定するという。

ご当地ラーメンの“7つの定義”

日本一のご当地ラーメンがこのような大きなイベントで決定することにワクワクが隠せないのと同時に、興味深かったのは、このイベントの開催にあたって、ご当地ラーメンの“7つの定義”が示されたことだ。

<ご当地ラーメン7つの定義>(日本ラーメン協会/2023年5月現在)

・その土地で広まった実績がある

・特徴、特色、定義などがある

・発祥から20年以上の歴史を持っている

・知名度がある(他県や都内に支店を出店、百貨店催事出店歴など)

・その土地の「食文化」や「社会背景」がある

・応援団体が存在する

・行政など公的機関が主体となり、そのメニュー名が設定されている

イベントに向けてのエントリー条件として、この定義のうちの2つを満たすものを「ご当地ラーメン」として認定した。

筆者が考えるに、ご当地ラーメンには2つのパターンがある。

・郷土文化の中で、自然に根付いた、歴史あるご当地ラーメン

・町おこしのために開発されたご当地ラーメン

主にこの2パターンにまた分かれると思っていて、この2つを一緒くたにして「ご当地ラーメン」として語ることに少し違和感があった。

今回のイベントを発表する日本ラーメン協会の玉川正視理事長・田邉庸介理事・小宮一哲理事 ※筆者撮影
今回のイベントを発表する日本ラーメン協会の玉川正視理事長・田邉庸介理事・小宮一哲理事 ※筆者撮影

我々のようなラーメンファンからすると、どうしても歴史あるご当地ラーメンにフォーカスしたくなる。しかし、冷静に考えると、歴史ももちろん大事だが、「肝心なラーメンが美味しいかどうか」が重要であると、日本ラーメン協会の理事から今回のイベントの趣旨を聞いてそう感じた。

近年、町おこしのために開発されたものの中でも美味しいご当地ラーメンはたくさんあるし、逆に歴史はあってもそのクオリティーについては「?」の付くご当地ラーメンもある。

その歴史だけではなく、本当に美味しいご当地ラーメンは何なのかを全国に紹介していくことが、今後さらにラーメン業界を盛り上げていくために必要なんだということがわかった。

全国には現在100以上のご当地ラーメンがある

全国のご当地ラーメンリスト ※日本ラーメン協会提供
全国のご当地ラーメンリスト ※日本ラーメン協会提供

日本ラーメン協会の調査によると、全国には100種類以上のご当地ラーメンがあるという。プレスリリースのリストを見ると、現在145のご当地ラーメンが記されている(2023年5月8日現在)。そのリストには、20年以上食べ歩いている私でも知らないご当地ラーメンがたくさんあった。

まだまだ知らないご当地ラーメンが多い中で、このイベントを通じて、知られざる美味しいご当地ラーメンが紹介されることは本当に意義深いことだと思う。

世界に通用する日本食として、ご当地ラーメンが秘めている可能性は計り知れない。

「日本ご当地ラーメン総選挙」は2023年10月5日(木)〜9日(祝)、新宿・大久保公園にて開催される。

東京ラーメンショー×大つけ麺博コラボ企画『日本ご当地ラーメン総選挙』

・開催期間 : 2023年10月5日(木)~10月9日(月・祝)

・開催時間 : 11:00~21:00

・料  金 : 入場無料 1杯1,000円

・会  場 : 新宿・歌舞伎町 大久保公園特設会場

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ラーメンライター/ミュージシャン

全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。東洋経済オンライン、AERA dot.など連載のほか、テレビ番組出演・監修、コンテスト審査員、イベントMCなどで活躍中。 自身のインターネット番組、ブログ、Twitter、Facebookなどでも定期的にラーメン情報を発信。ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。本の要約サービス フライヤー 執行役員、「読者が選ぶビジネス書グランプリ」事務局長も務める。

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