旅行で訪れたい伊豆エリアのラーメンの名店2選！ 古民家で週末しか営業しない人気店と名店出身の横綱店
もうすぐ春休み。
コロナも少しずつ落ち着いてきて、今年は全国旅行支援のクーポン配布もあり、旅行の計画を立てている方は多いだろう。今回は旅行で大人気の伊豆エリアのオススメのラーメン店をご紹介したい。
修善寺エリア
修善寺は温泉街としても有名だが、春はお花見スポットとしても人気のエリアだ。場所によってさまざまな品種の桜が植えられており、3月中旬から4月下旬まで長い期間桜を楽しめる。早咲きの桜のほか、梅林の名所もたくさんあるので、2月の観光にもピッタリだ。
伊豆 あまからや
修善寺の中心街からさらに内陸に入った里山の中にぽつんと佇むお店。金・土・日の週末の昼のみの営業。
もともとは1994年にオープンした沼津のカレー屋さん。1999年に新横浜ラーメン博物館主催の「ラーメン登竜門」に応募し、看板メニューの「スパイス醤油ラーメン」を引っ提げて優勝。ここからカレーとラーメンのお店に。
神奈川のあざみ野にも店を構え、2005年に一度閉店をしたが、2015年に実家の古民家で再オープンしている。
こちらが「スパイス醤油ラーメン」。
具はチャーシュー、三つ葉、タマネギのアチャール、メンマ、味玉。麺は国産小麦を使用し、富士山の伏流水で練り上げた中太の多加水麺。
スープは鶏、魚介ベースで、10種類のスパイスをダシと醤油に加えている。旨味の中にピリッとスパイスを感じる食べたことのない美味しさ。モチッとコシのある麺もいい主張で美味しい。
チャーシューは柔らかくてほんのりと強めの味が良い。アチャールもいい清涼感だ。
「あっさり塩ラーメン」もオススメ。
鶏ガラに魚介や野菜を加えた優しいスープだが、魚介の旨味がしっかりしており、芳醇で見事なお味。塩一本でも人気が出そうなクオリティ。
そして忘れてはいけないのがカレーだ。こちらが「チキンチーズカレー」。
10種のスパイスがしっかり効きながら辛すぎず、ルーに野菜などの旨味が詰まったリッチなカレーでとても美味しい。
店内はスパイスの香りに包まれ、庭の木々を見ながら啜る一杯。まさにここだけで味わえる体験だ。
伊豆 あまからや
静岡県伊豆市原保246
0558-99-9895
伊東エリア
東京から最短1時間45分でアクセス可能な伊東エリア。静岡県内でもトップクラスの温泉処であり、桜をはじめ、椿やツツジ、藤など花の名所が多く、春の旅行にピッタリのエリアだ。
自家製麺 支那そば 福々亭
伊東エリアでぜひ行ってみてほしいのが「福々亭」。名店「支那そばや」出身で1999年創業。
JR伊東駅から徒歩2分と、電車移動の方にもオススメできる立地だ。
店主の手さばきがとにかくたまらない。仕事を見ているだけで名店だとわかる。
ふとカウンターの後ろを見ると、店内は店主が大好きな山下久美子の写真やポスターでいっぱいだ。暖簾の文字も山下久美子筆らしい。
こちらが「醤油ワンタンメン（豚バラ）」。
具はチャーシュー、ワンタン、メンマ、ノリ、青ネギ。麺は細めストレートの自家製麺。
ダシ感の溢れるスープが絶品。油が少なめで、ダシの旨味を最大限に感じることができる。昆布の味わいがじんわり抜けてきて、実に複合的な旨味だ。
しなやかな麺は柔らかめに茹でられ、スープの持ち上げが良く、喉越しも最高だ。
とろけるチャーシューも絶品。この柔らかさをどう保っているのだろう。
ワンタンも餡がしっかり入っていて、皮は滑らかで最高。細く切られたメンマの歯応えも素晴らしい。ネギの細い切り方はまさに修行先譲りで感服。
これほどまでに旨い一杯を伊東で食べられることに感動。
旅行の思い出になることは間違いない。
自家製麺 支那そば 福々亭
静岡県伊東市湯川2丁目17−6
0557-37-7979
※写真はすべて筆者による撮影
