ラーメンライターが格付け! 2月新発売の名店監修チルド麺 こだわりはどう再現されたか?
筆者は長らくラーメンの食べ歩きをしてきた。ただ、新型コロナウイルスの影響による外出自粛で、昨年から自宅でも食べられるラーメンにもあらためて目が向き始めた。そんな中、何より驚かされるのがコンビニで発売されている“チルド麺”だ。
パッケージのそのままレンジでチンすれば完成というお手軽さがウリのチルド麺。麺とスープと具材を同時に同じ時間レンジで温めるという若干ムリがありそうな商品だが、メーカーの開発力が凄まじく、かなりのハイクオリティな商品が多数発売されているのだ。
今回紹介する2品も素晴らしい仕上がりになっていた。早速紹介していこう。
「中華そばとみ田監修 三代目豚ラーメン」(550円(税別) セブン-イレブン)
松戸の超有名店「とみ田」が監修したいわゆる二郎系のチルド麺。
かつてから大人気の一杯だが、この2月にリニューアルし、「三代目」となった。
揚げニンニクをふんだんに使った豚骨醤油スープ。豚骨のこってり感はそこまで演出せず、醤油っぽさを前に出したスープで、醤油の甘みが印象的。かつて入っていた“アブラニンニク玉”はなくなり、もう少し万人受けする作りに変更になっている。
ゴワゴワの極太麺はパワーアップしていて、噛み応えもバツグンだ。
それから特筆すべきは分厚い豚肉。この柔らかさとクオリティはチルド麺トップクラスだろう。
麺 ☆☆☆☆
スープ ☆☆☆
具材 ☆☆☆☆
チャレンジ度 ☆☆☆
総合 ☆☆☆☆
「らぁ麺やまぐち監修 醤油鶏そば」(530円(税別) ローソン)
高田馬場エリアを代表する行列店「やまぐち」はミシュランガイド東京にも掲載実績のある超有名店だ。
店主の故郷・福島のご当地ラーメンである白河ラーメンにリスペクトを込めながら作った鶏そばは絶品中の絶品。
その人気の一杯をチルド麺で再現した。
醤油の香りと鶏の旨味の分厚さは見事としか言いようがない。スープは見た目はあっさりだが、奥行きのしっかりある醤油ベース。これを食べてからお店に行ったら、その再現度の素晴らしさにさらに感動することは間違いなしだ。
麺 ☆☆
スープ ☆☆☆☆
具材 ☆☆
チャレンジ度 ☆☆☆☆
総合 ☆☆☆☆
まとめ
コンビニがチルド麺に採用する時点で、超有名店であり名店であることは間違いない。
その店主のこだわりを詰め込んで作ったことが滲み出た一杯なので、ぜひご賞味いただきたい。
【この記事は、Yahoo!ニュース個人編集部とオーサーが内容に関して共同で企画し、オーサーが執筆したものです】
▼関連記事