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プラ包装は食品ロスを減らす?増やす?農産物の食品ロスとプラ包装を同時に減らす策とは

井出留美食品ロス問題ジャーナリスト・博士(栄養学)
(写真:イメージマート)

*本記事は『SDGs世界レポート』(1)〜(87)の連載が終了するにあたって、2022年4月1日に配信した『プラ包装は食品ロスを増やすのか 4月1日施行のプラスチック資源循環法 SDGs世界レポート(77)』を、当時の内容に追記して編集したものです。

「プラスチック資源循環促進法」で日本はどう変わる?

2022年4月1日に「プラスチック資源循環促進法(正式名称:プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律、通称:プラスチック新法)」が施行された。これに伴い、いままで以上に多くのプラスチック製品が分別回収とリサイクルの対象になった(1)。

「今までだってプラごみは分別回収していたよね。あれはなんだったの?」と思った人もいるだろう。

これまで家庭から出るプラごみは「容器包装リサイクル法」に基づき分別回収されてきた。しかし、たとえ回収されても、汚れていたり、異物が入っていたりすると再生できない。分別すらせず、プラごみを「燃やせるごみ(可燃ごみ)」として扱っている自治体もある。

一般的に「燃やせるごみ」の40%は生ごみだ。その生ごみの重量の80%は水分である。実際は「燃やしにくいごみ」といったほうが適切なくらいだ。そのため、せっかく分別回収したプラスチックごみを燃焼剤代わりに加えて焼却炉の温度を上げている自治体もある。「分別させておいて結局燃やしていたのか……」と釈然としない気持ちになる。

今回のプラスチック新法で何が変わるのかみていこう。

まず身近なところから。これまでスーパー、コンビニ、ホテル、クリーニング店などで、消費者に無料で提供されてきた使い捨てプラスチックの12品目(フォーク、スプーン、ナイフ、マドラー、ストロー、ヘアブラシ、くし、かみそり、シャワーキャップ、歯ブラシ、ハンガー、衣類用カバー)については、事業者ごとに有料化など提供方法の見直しが義務づけられた(2)。

対象となるのは、前年度にこれらの使い捨てプラスチックの提供量が5トン以上だった事業者で、取組みが不十分だと国から勧告・公表・命令・罰則を受けることになる。

今後、事業者には以下のようなことが求められる。

1.2025年までにプラスチック製品をリユース・リサイクル可能なデザインにする

2.2030年までに使い捨てプラスチックを25%使用削減

3.2035年までに使用済みプラスチックを100%リユース・リサイクルする

4.生分解性など石油由来プラスチックの代替品の開発・利用促進

5.自ら製造・販売したプラスチック使用製品の自主回収・再資源化を率先して実施すること

ようやく日本も、原材料の吟味やデザインによってプラごみが出にくくなる、「循環型経済(サーキュラーエコノミー)」へ一歩踏み出したことになる。

では、先進諸国はどのような取り組みをしているのかみていこう。

フランスでは食品のプラ包装が禁止

フランスはさらに進んでおり、2022年1月に野菜や果物のプラスチック包装を禁止する法律を施行した。1月からプラスチック包装なしで販売しなければならなくなったのは、ネギ、ナス、トマト、リンゴ、バナナ、オレンジなど約30種類の野菜や果物。フランスでは野菜や果物の37%が包装されて販売されており、この法律により、年間10億個以上の使い捨てプラスチック包装の廃棄を防ぐことができるとしている。スペインでも2023年までに同様の法律を導入する予定だ(3)。

フランスでは2040年までに段階的に使い捨てのプラスチックを廃止していく計画になっていて、2021年にはプラスチック製のストロー、カップ、カトラリー、そして発泡スチロール製の持ち帰り用容器が禁止。2023年6月末までにチェリートマト、インゲン、モモ、2024年6月末までにアスパラガス、マッシュルーム、ハーブ、チェリー、2026年6月末までにイチゴやラズベリーなどベリー類のプラスチック包装が禁止される。

米国や英国も脱プラの動き

米国のニューヨーク州でも、2022年1月から使い捨てのプラスチック製食品・飲料容器や梱包材の使用が禁止された。ただし、鮮魚や精肉の場合は代替え品がないため適用外だという(4)。

英国も脱プラの動きだ。英国では2023年度よりプラスチック包装材の拡大生産者責任制度が導入される。拡大生産者責任制度とは、家庭や企業で廃棄される包装材の処理費用の全額を生産者が負担するというもの(5)。処理費用を負担させることで、生産者がコストを抑えるために包装材の原材料やデザインを見直すようになり、リサイクルしやすい包装材(原材料・規格)の開発が進めば、結果として廃棄物の削減につながると期待されている(6)。

韓国の脱プラ政策

循環型経済の構築を目指している韓国では、2018年1月に施行された法律で、2027年までに使い捨てのプラスチック製カップやストローを廃止することになっている。スーパーや食料品店のプラスチック包装も規制される(7)。

韓国ではすでに拡大生産者責任制度を導入しており、生産者に廃棄物を回収しリサイクルする義務を課している。大量の廃棄物を排出していると判断された約3,500の企業には、廃棄物を最小限に抑えるための中長期的な計画の作成が義務づけられている。そのほかにも、廃棄物回収業者が不法投棄をしないようにGPSを車両に搭載することや、有害廃棄物、リサイクル処理施設の改善などが行われている。

こうした対策を通じ、韓国では2030年までにプラスチック廃棄物を50%削減し、廃棄プラスチックの70%をリサイクルすることを目標にしている(8)。

2022年2月に発表された、英国の市場調査会社イプソス・モリの28か国、2万人以上を対象にした世論調査から、回答者の4人に3人は使い捨てプラスチックをできるだけ早く禁止することを支持していることが明らかになった。8割の人はプラスチック包装の少ない商品を好むと答えている(9)。脱プラはいまや世界の潮流となっている。

脱プラと食品ロスは相性が悪い?

2022年1月に日本のある老舗八百屋がつぶやいた「脱プラと食品ロスは相性が悪い」という言葉が話題となった。葉物野菜が段ボールの箱に直に入れられていたため鮮度が落ちるのが早く、大量に廃棄せざるを得なかった。もしプラスチック包装されていたら、こんなことにはならなかっただろうという内容だった。

筆者も自宅で野菜や果物を保存するときは、保存袋(コットンのものや繰り返し使える市販の野菜保存袋)に入れるようにしている。葉物野菜は、せめて古新聞にくるまれていたら日持ちが違ったはずなのにと残念に思った。

脱プラは世界の潮流だが、プラスチック包装を禁止した結果、「生鮮食品の保管期間が短くなって食品ロスが増加するのではないか」と危惧する声があるのも事実だ。

はたしてプラスチック包装は食品ロスを減らすのか、それとも増やしてしまうのか、詳しくみていこう。

脱プラよりも食品包装のサイズを小さく

スウェーデンのカールスタッド大学と研究機関 RISE の研究チームが、スウェーデンの37世帯を対象に、家庭の食品ロスに食品包装がどのように影響しているかを調査したところ、生鮮食品は開封後なるべく早く使い切る必要があるが、ポーション(提供量)が大きすぎると使い切る前に傷んでしまい、食品ロスにつながりやすいことがわかった。

スウェーデンでは賞味期限切れが原因で食品の16%が廃棄されている。食品包装が大きいことが原因で発生する食品ロスは、廃棄物のうち、乳製品の約70%、精肉や鮮魚の約50%を占めている(10)。

食品廃棄物から排出される温室効果ガスまで考慮すると、プラ包装をなくすよりも食品包装を小さくして、食品ロスを防止したほうが気候変動の緩和に役立つ可能性があるという(11)。

また、スイス連邦材料試験研究所(Empa)の行った調査によると、スイスに輸入されるスペイン産キュウリのプラスチック包装は、キュウリの環境フットプリント全体の1%程度だが、キュウリを日持ちさせる効果があり、食品ロスを4.8%削減できるそうだ。つまり、このスペイン・スイス間のキュウリのサプライチェーンでは、食品ロスを防ぐことで得られる利益がプラスチック包装の環境負荷の5倍である(12)。

世界中で新型コロナの感染症が猛威をふるった状況下では、誰かが触れたかもしれないバラ売りの野菜や果物より、プラスチック包装されたもののほうが安心できるという消費者心理を考慮すべきだという声もある。

そんな脱プラに吹く逆風の中、「プラスチック包装は食品ロスを増やす可能性がある」という火に油を注ぐような内容の報告書が発表された。発表したのは英国の非営利団体WRAP(ラップ)。食品ロス問題への取り組みで世界をリードする権威ある組織だ。

プラスチック包装は家庭の食品ロスを減らす?増やす?

WRAPは18か月かけて、英国の家庭で食品ロスになりやすいリンゴ、バナナ、ブロッコリー、キュウリ、ジャガイモの5種類の生鮮食品を対象に、プラスチック包装されて販売されたものとバラ売りされたものが家庭の食品ロスにどう影響するか調査を行った(13)。

WRAPでは、上記の5種類の生鮮食品にハードチーズ、牛乳、ナチュラルヨーグルト、フルーツヨーグルトの乳製品4種類を追加して、常温と冷蔵保管、冷蔵庫の設定温度など、さまざまな条件下での保管期間についても(14)、消費者が生鮮食品や乳製品を捨てるタイミングや判断が、「食品の見た目」、「期限表示の有無」、「バラ売り・プラスチック包装」に、どのように影響されるかについても調査を行っている(15)。

それでは、WRAPの最新調査から分かったことをみてみよう。

1)プラスチック包装は生鮮食品の保管期間に影響するか?

プラスチック包装されて販売されたものとバラ売りされた生鮮食品では保管期間に大きな差はみられなかった。このことは、従来思われていたように、プラスチック包装が食品の保管期間を延ばし、家庭の食品ロスを防止できると考えるべきではないことを示唆している。逆にプラスチック包装に合わせて生鮮食品を必要以上に買うことで家庭の食品ロスが増えている可能性がある。

2)冷蔵は生鮮食品の保管期間に影響するか?

リンゴ、ブロッコリー、ジャガイモは常温よりも冷蔵したもののほうが日持ちした。この3種類を調査したすべての事例で、保管期間を少なくとも3倍に延ばす効果がみられた。特にリンゴ(ロイヤルガーラ種)については、冷蔵することで、常温で保管するよりも2か月日持ちした。

3)冷蔵温度の違いは生鮮食品の保管期間に影響するか?

ブロッコリーとキュウリ、乳製品4種類は、9度ではなく4度で冷蔵したほうが保管期間が大幅に延びることが実証された。保管期間は、キュウリで5日、ブロッコリーで 8~15 日ほど延びた。これまでの研究から、英国のおよそ半分の家庭では冷蔵庫を推奨温度(0~5度)以上に設定していることがわかっているが、すべての家庭の冷蔵庫の設定温度を見直せば、家庭の食品ロスを大幅に削減できる可能性があることを示唆している。

4)生鮮食品は賞味期限より日持ちするか?

調査対象のほぼすべての食品で、賞味期限が切れるまで劣化の兆候は見られなかった。常温や冷蔵温度9度で保管した場合、賞味期限が切れるとすぐに劣化しはじめた。したがって生鮮食品の賞味期限は、それぞれの家庭のさまざまな保管条件下で、いつからその食品の劣化がはじまるかを示す「めやす」である。

ちなみに最適温度の4度で冷蔵保管されたものは、賞味期限をかなり過ぎても劣化の兆候は見られなかった。劣化しはじめたのは、ブロッコリーで賞味期限の15日後、リンゴで74日後である。

このことは、賞味期限を生鮮食品を廃棄する「めやす」にしている人がいるが、生鮮食品の期限表示をなくし、最適温度で冷蔵保存することで、食品ロスを防ぐことができる可能性があることを示唆している。

注)英国では青果にも賞味期限(Best Before Date)表示がある。

5)消費者の食品廃棄の判断に期限表示は影響するか?

賞味期限は品質の「めやす」であり、期限の過ぎた食品を食べても問題はないが、賞味期限が切れていると廃棄を選択する人が有意に増加した。見てわかる劣化がわずかでも、賞味期限があることで廃棄に大きな影響を与えることがわかった。

乳製品についても期限表示があることで廃棄を選択する人が有意に増加した。これは見た目に関係なく、期限の切れた乳製品すべてに当てはまる。逆に消費期限内であれば、食品廃棄が有意に減少することもわかった。たとえば表面に水(乳清)のたまったヨーグルトでも、消費期限内なら廃棄する人は有意に減少した。

期限表示は、期限内であれば、消費者にその乳製品を飲食しても問題ないという安心感を与えてくれるが、期限当日または期限切れの場合、消費者に廃棄することを促すメッセージとして機能していることがうかがえる。

注)ヨーグルトの表面の水(乳清)をヨーグルトが劣化したせいと考えて捨ててしてしまう人がいるが、乳清は水溶性のたんぱく質やミネラル、ビタミンなどが含まれたもの。捨てずに混ぜて食べよう。

結論

WRAPは、使い捨てプラスチック包装が食品ロスの防止に役立つという従来の解釈を否定している。むしろ、プラスチック包装に合わせて消費者が生鮮食品を必要以上に買うことで、かえって食品ロスの量を増やしている可能性があると指摘している。

この調査では対象にされていないが、プラスチック包装があることで保管期間が大幅に延びる食品もある。たとえばバラ売りに不向きな小さく、やわらかいベリー類だ。つまり、プラスチック包装が食品ロスを削減し、バラ売りに比べて全体的な環境負荷を小さくする例外もあるはずだ。

また、この調査は気候やサプライチェーンの構造の違う英国で行われたものであり、WRAPの調査結果がそのまま日本に当てはまるとは限らない。

個人的経験から、野菜保存袋に入れた野菜や果物はバラのものに比べて明らかに日持ちすると言いたいところだ。が、購入した生鮮食品をもとのプラ包装から野菜保存袋に詰め替えるひと手間を加えているせいなのかもしれない(ちなみに筆者の使っている野菜保存袋には「野菜・果物から発生するエチレンガスを吸着透過させて鮮度を保つポリエチレン袋」と説明書きがあり、通常のプラ包装とは違う)。いずれにしても、日本でも検証されることを期待したい。

英小売企業の脱プラ戦略

WRAPの報告書を受けて、英国オンライン・スーパーのオカドは2022年3月から、リンゴ、ナシ、柑橘類などの生鮮食品を対象に賞味期限を撤廃すると発表した(16)。

英国の小売大手アズダは「何も捨てない、ゼロ・ウェイストの世界」を企業理念のひとつに掲げており、2025年までに使い捨てプラスチックを削減し100%リサイクル化することと、食品ロスについても2025年までに対2015年比で20%削減することを公約にしている(17)。

そのアズダでは、精肉や野菜の96%は再利用可能な木箱で輸送されており、また、自社ブランドの包装材にリサイクルしやすい素材を使用することで、66%はリサイクル可能となり、現時点で25%がリサイクルされている。

さらに、アズダではプラスチック包装と食品ロスの削減対策として、2022年3月より米国のアピール・サイエンシズの天然コーティングを施された柑橘類やアボカドを扱うことにしている(18)。

ブドウの種などの植物抽出物から作られたアピールの無味、無臭、無色の食用コーティングは、水分の蒸発を防ぎ、呼吸速度を効果的に低下させ、酸素と二酸化炭素の透過率を調整することで、プラスチック包装なしで野菜や果物の保管期間を2倍(冷蔵と組み合わせれば4倍)に延ばすことができる。すでに米国やEUでは農産物への使用が承認されおり、米国小売大手のクローガー、ウォルマート、コストコ、ドイツの小売大手エデカが導入している(19)。

アピールコーティングされたものとそうでないレモンの1ヶ月後の様子(Apeel Sciences YouTubeチャンネル)

https://www.youtube.com/watch?v=c1GYpoBJd4A

これまで、フードサプライチェーンでは、青果は輸送中に傷まないように熟す前に収穫され、航空便などを使用して、極力、鮮度の高いうちに届けることに主眼がおかれてきた。しかし、同社の技術を利用すれば、完熟するのを待って収穫し、輸送に船便を使用することもできる。完熟しているので味はさらによくなる。

現在のように、旬でなくとも一年を通して青果を取り扱う必要のある小売では、北半球が冬の間は南半球から取り寄せるなど、輸送距離が長くなり、その結果、カーボン・フットプリント(*)が問題となってきた。しかし、同社の技術を活用すれば、地場の青果の保管期間をかなり延ばすことができるので、旬でなくても地場の青果を店頭に並べることができ、世界各地から輸入する必要はなくなり、カーボン・フットプリントも低減できる。

*注)カーボン・フットプリント:原料調達から消費まで、製品のライフサイクル全体で排出された温室効果ガスを二酸化炭素に換算したもの。

小売企業にとってアピール・サイエンシズと提携するということは、食品ロスの削減、航空便ではなく船便の選択、カーボンフットプリントの低減、輸入品ではなく地元産、プラスチック包装が不要になるなど、食料システム全体の環境負荷を軽減させることができる対策となりうるのだ。

英国の小売最大手テスコでも、2022年2月から同社80店舗でアピール製品の実証実験を行なっている(20)。

最後に

脱プラを推し進めることによって、食品ロス問題は快方に進むのか、それとも悪化してしまうのか、悩ましい。しかし、身のまわりに使い捨てのプラスチック製品が多すぎることは確かだ。しかもその多くが無料である。食品の買い出しの後に出るプラごみの多さは異常だ。毎回、プラスチック包装を洗ってリサイクルに出しているが、多すぎてげんなりする。筆者は、週に一回、肉屋や魚屋などの個人商店で買うようにしている。プラスチック包装はスーパーより圧倒的に少ない。

今回、英国のWRAPが一石を投じたプラスチック包装と食品ロスの関係については、別の研究チームによるデータの検証や追加実験などをみてみたい。その上であるゆるメリットとデメリットを比較検討し、より環境負荷の少ない解決策を見出していく努力が必要だ。

最後に、ロシア軍によるウクライナ侵攻の報道が増えたせいで、すっかり目にしなくなったアフガニスタンの話題を。

アフガニスタン北部では、収穫したブドウを「カンギナ」と呼ばれる素焼きの容器に入れて保管している。空気や湿気を遮断できるので収穫から半年たっても生食できる。冷蔵庫やプラスチック包装、最新のコーティング剤すらいらない、昔ながらの保存方法だ。

アフガニスタンのカンギナ(出典:小口 高@ogugeo twitter、2021/3/29)

https://twitter.com/ogugeo/status/1376295941112692737

アフガニスタンの叡智に思いをめぐらせながら、プラスチック包装と食品ロスの関係についても、固定観念を取り払ってじっくり考えてみたい。

参考資料

1-1)「プラスチック資源循環戦略」について(経済産業省、2019/5/31)

https://plastic-circulation.env.go.jp/about/senryaku

1-2)プラスチック資源循環法関連(環境省)

https://plastic-circulation.env.go.jp

2)プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律について(経済産業省、環境省、2022年2月)

https://plastic-circulation.env.go.jp/wp-content/themes/plastic/assets/pdf/pamphlet.pdf

3-1)Plastic packaging by supermarkets might not be the saviour of all things veggie(The Times、2022/2/27)

https://www.thetimes.co.uk/article/plastic-packaging-supermarkets-saviour-vegetarian-food-comment-jswblvc2d

3-2)France to ban plastic packaging for fruit and vegetables from January(CNN、2021/10/12)

https://edition.cnn.com/2021/10/12/europe/france-ban-plastic-packaging-intl-hnk/index.html

4)Expanded Polystyrene Foam Container and Polystyrene Loose Fill Packaging Ban(New York State Department of Environmental Conservation)

https://www.dec.ny.gov/chemical/120762.html

5)Extended producer responsibility(British Plastic Federation、2021/6/10)

https://www.bpf.co.uk/press/extended-producer-responsibility.aspx

6)Packaging is key to a cleaner future(Packaging Scotland、2021/7/20)

https://packagingscotland.com/2021/07/packaging-is-key-to-a-cleaner-future/

7)[Newsmaker] Korea aims for 'zero' use of plastic cups, straws at coffee shops by 2027(The Korea Herald、2018/9/4)

http://www.koreaherald.com/view.php?ud=20180904000567&ACE_SEARCH=1

8)Land & Waste(Ministry of Environment、2021/6/4)

https://eng.me.go.kr/eng/web/index.do?menuId=466

9)Sell fresh fruit and veg without wrappers or best-before dates to cut food waste and emissions, report urges(The Independent、2022/2/24)

https://www.independent.co.uk/climate-change/news/food-waste-supermarkets-best-before-packaging-b2021603.html

10)Ny studie: Storpack ger matsvinn(2020/4/29、Karlstads universitet)

http://www.mynewsdesk.com/se/karlstads_universitet/pressreleases/ny-studie-storpack-ger-matsvinn-2994955

11)‘Smarter packaging’ to tackle food waste ‘better for climate’ than eliminating plastics: Study(foodnavigator.com、2020/5/4)

https://www.foodnavigator.com/Article/2020/05/04/Smarter-packaging-to-tackle-food-waste-better-for-climate-than-eliminating-plastics

12)To wrap or to not wrap cucumbers?(Empa、2021/7/29)

https://www.empa.ch/documents/56164/19450914/2021.07.29_Cucumber+packaging+LCA_Preprint_V1.pdf/44baa51d-e218-4c85-a970-03d6e6edc86e

13) Modelling the impact of selling products loose or in packaging(WRAP、2022/2/24)

https://wrap.org.uk/sites/default/files/2022-02/Modelling-the-impact-of-selling-products-loose-or-in-packaging.pdf

14) The impact of packaging and refrigeration on shelf life(WRAP、2022/02/24)

https://wrap.org.uk/sites/default/files/2022-02/The-impact-of-packaging-and-refrigeration-on-shelf-life.pdf

15) Citizen insights on the influence of packaging and date labels on disposal decisions(WRAP、2022/02/24)

https://wrap.org.uk/sites/default/files/2022-02/Citizen-insights-on-the-influence-of-packaging-and-date-labels-on-disposal-decisions_0.pdf

16)Ocado axes 'best before' label on some fruit and vegetables in bid to reduce food waste in victory for the MoS(Daily Mail、2022/3/12)

https://www.dailymail.co.uk/news/article-10606733/Ocado-axes-best-label-fruit-vegetables-reduce-food-waste.html

17-1)Better Planet Commitments(Asda)

https://www.asda.com/creating-change-for-better/strategy-and-commitments/commitments

17-2)Waste A zero-waste world, where nothing goes in the bin(Asda)

https://www.asda.com/creating-change-for-better/better-planet/waste

18)Asda rolls out plastic-free free food protection technology in bid to cut food waste(edie.net、2022/2/24)

https://www.edie.net/news/12/Asda-rolls-out-plastic-free-free-food-protection-technology-in-bid-to-cut-food-waste/

19)WATCH: Apeel CEO: ‘The way I think about it is that waste is this invisible tax on the entire food system…’(FoodNavigator、2021/12/2)

https://www.foodnavigator-usa.com/Article/2021/12/02/WATCH-Apeel-CEO-The-way-I-think-about-it-is-that-waste-is-this-invisible-tax-on-the-entire-food-system

(20)Tesco to trial Apeel - plant-based protection for fruit to extend shelf life and reduce food waste(Tesco PLC、2022/2/22)

https://www.tescoplc.com/news/2022/tesco-to-trial-apeel-plant-based-protection-for-fruit-to-extend-shelf-life-and-reduce-food-waste/

食品ロス問題ジャーナリスト・博士(栄養学)

奈良女子大学食物学科卒、博士(栄養学/女子栄養大学大学院)、修士(農学/東京大学大学院農学生命科学研究科)。ライオン、青年海外協力隊を経て日本ケロッグ広報室長等歴任。3.11食料支援で廃棄に衝撃を受け、誕生日を冠した(株)office3.11設立。食品ロス削減推進法成立に協力した。著書に『食料危機』『あるものでまかなう生活』『賞味期限のウソ』『捨てないパン屋の挑戦』他。食品ロスを全国的に注目させたとして食生活ジャーナリスト大賞食文化部門/Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018/食品ロス削減推進大賞消費者庁長官賞受賞。https://iderumi.theletter.jp/about

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